さらに、第6位です。
第6位には、コブクロの「YELL ~エール~」がランクインしました。
「YELL ~エール~」は、2001年3月22日にリリースされたコブクロのメジャーデビューシングルです。
デビュー1作目にも関わらず、オリコン週間チャートでは4位を記録し、コブクロの存在を一気に世に知らしめた作品となりました。
春の風景というよりは、新しいスタートや夢に向かって進んでいくのに、背中を押してくれる応援ソングになっています。
さらに、フジテレビ系のバラエティ番組である「ウチくる!?」のエンディングテーマにも起用され、幅広い層の人たちの耳に触れた1曲でもあります。
冬を耐え抜き春に花を咲かす植物たちと、頑張る人々を重ね合わせた歌詞が魅力です。
冬は寒く険しいもの。
苦難を乗り越える様子を冬にたとえているのでしょう。
そしてその先に待っている春は人々の頑張りが報われることを意味していると考えられます。
タイトルの通り私たちの背中を押してくれるコブクロ流の力強い「YELL 〜エール〜」となっています。
第5位:コブクロ「桜」
そして、第5位です。
第5位には、コブクロの「桜」がランクインしました。
「桜」は、2005年11月2日にリリースされたコブクロの12枚目のシングルです。
実は、この「桜」はコブクロのデビューシングル候補だったそうです。
先ほど紹介した「YELL ~エール~」と競り合った結果、デビューシングルにはなりませんでした。
しかし、この楽曲はコブクロの結成のきっかけの曲であり、コブクロにとって大切な1曲になっています。
曲中には「桜」「出会い」「別れ」など、「春」に関する諸々の要素を一挙に盛り込み、ストレートに想いを伝える楽曲になっています。
またオリコン週間チャートでは3位を記録し、2005年11月度の月間チャートでも5位を記録するなど、大ヒットとなりました。
さらに、リリース後にフジテレビ系のドラマである「Ns'あおい」の主題歌に起用され、翌年の春まで続く異例の大ヒットとなりました。
コブクロらしさが凝縮された1曲といえるのではないでしょうか。
「YELL 〜エール〜」と同じく応援歌となっており、春に聴きたい元気の出る1曲です。
第4位:EXILE「道」
続いて、第4位です。
第4位は、EXILEの「道」がランクインしました。
「道」は2007年2月14日にリリースされたEXILEの23枚目のシングルです。
この楽曲は、オリコン史上通算1000曲目の首位を獲得し、記録にも記憶にも残る1枚となりました。
「別れ」に焦点を当て、それぞれの道を進んでいく内容になっていて、卒業ソングとして広く知られています。
涙を堪えながら共に過ごした思い出を振り返る歌詞は、まさに卒業シーズンにマッチした楽曲になっています。
たとえ離ればなれでも思い合うことで1人じゃないと感じられる。
そのことでこれからの未来もお互いに頑張っていこうと、励まし合っている歌詞に元気をもらえます。
仲間たちと別れて次の場所へと旅立っていくことをポジティブに捉えることを教えてくれる楽曲です。
春の定番曲ベスト3は?
第3位:スピッツ「春の歌」
いよいよ第3位の発表です。
第3位は、スピッツの「春の歌」がランクインしました。
「春の歌」は、2005年1月12日リリースのスピッツの11枚目のアルバム「スーベニア」の1曲目に収録されました。
さらにその後、スポーツ飲料の「アクエリアス」キャンペーンソングとしてのタイアップが決まり、シングルカットされました。
このシングルは、2005年4月20日に30作目のシングルとしてリリースされました。
疾走感のあるバンドの演奏と爽やかな草野マサムネの歌声から、春の訪れを感じる1曲になっています。
さらに、この「春の歌」は約10年の時を越えて2017年に藤原さくらによりカバーされました。
そして、映画「3月のライオン」の主題歌にも起用され、改めて脚光を浴びました。
今までの他の楽曲とはまた違い、どこか泥臭さを感じられる歌詞となっています。
詩的な表現ではありますが、これからも続いていく人生を懸命に生きることへの肯定が楽曲の根幹となっているのでしょう。
泥臭くても生きていくことで自分の道を切り拓けるのだということを私たちに教えてくれる1曲です。
草野マサムネは、期待と不安が入り混じる春の感情をこの楽曲で表現したかったのではないでしょうか。
第2位:森山直太朗「さくら(独唱)」
そして、第2位の発表です。
第2位は、森山直太朗の「さくら(独唱)」がランクインしました。
「さくら(独唱)」は、2003年3月5日にリリースされた森山直太朗の2枚目のシングルです。
元々は、友人の結婚を祝う曲として制作されましたが、現在では卒業ソングや桜ソングの定番となっています。
森山直太朗のブレイクのきっかけの楽曲として広く知られていて、オリコン週間チャートでは1位、2003年5月度の月間チャートでも1位を記録し、自身最大のヒット曲となりました。
桜というすぐに散っていってしまう花の切なさと時の流れの無常さを重ね合わせた歌詞が魅力的です。
友との別れを悲しみながらも、離れていてもお互いにこれからの人生を頑張っていこうと激励する主人公。
いつかお互いがもっと成長した時に再会しようという、未来に対しての希望も歌われています。