ヒプノシスマイクの中王区が歌う初の楽曲

「Femme Fatale」ヒプノシスマイクの中王区が歌う初めての楽曲として発表された楽曲です。

作詞はシンガーソングライターReolさん、作曲にはボカロPとしても人気の高いGigaさんが手がけています。

ヒプノシスマイクではこれまでディビジョンごとに多くの楽曲が配信されてきました。

ヒプノシスマイクの世界で支配する側である中王区の楽曲とあって、配信前から注目を集めていたようです。

ディビジョンの敵側である中王区は、ファンの間でも反発する人が多い存在でした。

しかしこの楽曲のかっこよさにファンになったという人が続出しています。

YouTubeにリリック動画がアップされているのでぜひご覧ください!

女性が支配する世界

マイクを通して示す自分たちの強さ

We are 中王区
マイク片手にわからす忠告
We are 中王区
check it out We are 言の葉党

出典: Femme Fatale/作詞:Reol 作曲:Reol,Giga

ヒプノシスマイクの世界観の中で中王区は支配をする側の立場です。

中王区は革命を起こし、女性中心の世界をつくり出しました。

その革命において大きなカギを握っているのが“ヒプノシスマイク”です。

武器による争いを無くした中王区の誇り意思の強さを感じさせる歌い出しになっています。

革命の成功者

さぁ堂々とお通りです
音と言葉を侍らす そこ退け男ども
さながらモーゼ こちら東方天
乙統女の意のままに進むOK

出典: Femme Fatale/作詞:Reol 作曲:Reol,Giga

このパートは中王区を統べる言の葉党党首である東方天乙統女が歌っています。

乙統女は武力によって争い続ける男中心の世界を変えようと革命をおこし、実際にトップの座を掴みとりました。

そこには男性優位だった社会への嫌悪があるのでしょう。

“ヒプノシスマイク”を生みだし、争ってばかりの男ではなく女性が中心の世界である中王区をつくりました。

ラップバトルという音と言葉を駆使しての戦いが始まったのです。

ヒプノシスマイクにはイケブクロディビジョンなど、男性がチームを組んで中王区に対抗しています。

その世界を支配する者として、乙統女はその男達に対抗しているのです。

それは互いに拮抗している戦いではなく、乙統女の方が圧倒的優位にいる戦いであることが推察できるでしょう。

支配者としての余裕

サービスにつけるハンディ ご覧遊ばせ
これが私のマニフェストばり
頭が高いですね 敵にもならない

出典: Femme Fatale/作詞:Reol 作曲:Reol,Giga

乙統女は支配する側の人間として圧倒的に強い立場にいます。

だからこそ男性ばかりの他のディビジョンに負けないという強い自信が感じられるでしょう。

フェアな状態ではなく、ハンデをつけても余裕だという姿勢のようです。

そして実際に他のディビジョンでは歯が立たない、圧倒的な強者であると読み取れます。

男性への反発と言葉に込める強さ

男性に知らしめる自分たちの実力

噛み付く能無しいらないビーフ
気安く呼んでんなよ無花果
Bad Queensの罠にハマれ
上がるしかない支持率
Lipsから押韻まで固め
ほらTopしか似合わんこの運命
足りん脳で覚えとけよ名前
「勘解由小路」上げろ狼煙おそろし

出典: Femme Fatale/作詞:Reol 作曲:Reol,Giga

ここからは乙統女の右腕である勘解由小路無花果のパートです。

無花果も乙統女と同じように男性への嫌悪感を抱いており、乙統女の考えに賛同しているのでしょう。

自分たちが築いた中王区に反発する男性たちを見下し、男性中心の社会はいらないと考えていると推察できます。

「ビーフ」はHIPHOPにおいてはディスりあいのことを指す言葉です。

そのため、男性を相手にディスりあうことも必要ないという意味にもとれるでしょう。

これに関係がありそうなのがオオサカディビジョンの天谷奴零が他の楽曲で歌っているラップです。