ヘヴィロックの重厚感溢れるGRANRODEOの26thシングル

「Glorious days」は、声優ユニットGRANRODEO(グランロデオ)の26枚目のシングル

タイトルは英語で「栄光の日々」という意味です。

爽やかさとヘヴィメタルが合わさった、カッコイイメロディが印象的な曲。

公開されているPVも薄暗い光景の中で歌うGRANRODEOメンバーが登場します。

タイトルの意味を考えると画面が暗闇というのは少し意外ですが、PVはその曲の世界観を表現したもの。

重厚感のある曲調ともよく合っていますね。

そんな「Glorious days」は、一体どんな歌詞が描かれているのでしょうか。

歌詞に込められた意味を考えてみましょう。

映画『黒子のバスケ LAST GAME』主題歌

【Glorious days(GRANRODEO)】歌詞解釈!あなたの“やる気スイッチ”がここにあるの画像

「Glorious days」は、映画『黒子のバスケ LAST GAME』主題歌です。

『黒子のバスケ』はバスケットボールを主題とした大人気漫画で、名前だけでも知っている人は多いでしょう。

物静かで影の薄い黒子テツヤと、熱血漢の火神大我を主人公としたスポコン漫画です。

アニメシリーズも大人気で、劇場版の『LAST GAME』はその後の物語が描かれています。

アメリカチームを倒すため、黒子や火神とそのライバルたちがチームを結成することに。

これはかなり熱い展開ですね!

GRANRODEOアニメシリーズで歴代のOP曲を手掛けてきました。

「Glorious days」は、まさに『黒子のバスケ』の集大成といえるでしょう。

そのためなのか、歌詞には今までの『黒子のバスケ』ソングの要素が散りばめられています。

『黒子のバスケ』を観てきた人なら分かる筈!

この記事ではそこまで深く解説しませんが、『黒子のバスケ』が好きな方は探してみてくださいね。

もちろん、『黒子のバスケ』をあまり知らない人も楽しめる曲であることは間違いありません。

自分の力で走りだそう

「Glorious days」は、実にスポ根らしい熱い情熱が歌詞に描かれています。

スポーツのように何かを一所懸命頑張っている人は、上手くいかなくて挫折しそうになる時もあるでしょう。

ですが、もしその場でもう無理だと諦めてしまったらそれまでです。

この歌詞は「本当にそれで良いの?」と問いかけています。

スランプに陥って苦しんでいる人、困難に挫折しそうな人に聴いてほしい曲です。

挫折は始まり

これで最期かって聞いてみた
不安そうにして見てるもう一人
いや これが始まりさ
マジカルなマンネリなのさ

出典: Glorious days/作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明

物事の終わりを意味する「最後」ではなく、人生の終わりを意味する「最期」なのが印象的な出だし。

一所懸命頑張っていることは、人生をかけているものなのかもしれません。

スポーツでも趣味でも、ある程度でも人生をかけている人は多いのではないでしょうか。

それがなくなったら、まさに人生の終わりなのでしょう。

困難が立ちはだかって挫折を味わっている時は、人生の終わりを迎えそうになるのと同等なのです。

ここで挫折して終わってしまったとしたら、自分の人生まで終わってしまいます。

しかし、本当にそれで良いのでしょうか。

逆にこの挫折を乗り越えれば、一段レベルアップして強くなれるはずです。

つまり挫折こそが新たな始まり、ということではないでしょうか。

そうやって前向きに考えたら、乗り越える力が湧いてくることでしょう。

4行目の「マジカル」という歌詞は、GRANRODEOの21thシングル「変幻自在のマジカルスター」から。

『黒子のバスケ』のアニメシリーズ第二期後半のOP曲になりました。

無責任な声に負けないで

相変わらず飽きもせずに
周りの人達は笑うよ
気持ちは分からなくはない
なんて言うとでも思ったかい

分かってんだろ?
出来んだろ?
知っちゃってんだろ?
俺は絶対言わないぜ

出典: Glorious days/作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明

自分が挫折を味わっている時、周りの人はあれこれ言います。

中には嘲笑だったり、「頑張ればできるよ」と言われたりすることもあるでしょう。

しかしそれは無責任な言葉に過ぎません。

他人は言いたいだけ言って、自分の人生に責任など持ってはくれないのです。

自分には、本当は挫折から這い上がれるだけの力があるはず。

「俺」はそれが分かっているから、周りの人のような無責任なことは言わないのでしょう。

この「俺」は歌詞の主人公というより、「Glorious days」の歌詞そのものなのかもしれません。

苦しんでいる人を前にして、「この曲は周りの人のような無責任なことは歌わないよ」と言っているのでしょう。

それが「Glorious days」という曲全体の意図と考えられます。

自分の可能性は自分で決める

可能性ってなんなんだ 不可能ってなんなんだ
そんなのは押し付けられた可能性
I can do it なんだって
俺の番なんだって叫ぶ
まだ思い出にはさせない

出典: Glorious days/作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明