自力で進んできた17年
2017年4月5日、メジャーデビューを果たした半崎美子。
彼女のインディーズ時代は長く、実に17年にも渡ります。
彼女はショッピングモールでの活動をメインに、その長い下積み時代を過ごしてきました。
彼女についた異名は「ショッピングモールの歌姫」。
日々、多くの人が訪れるショッピングモールで、彼女はたくさんの人達と出会い、たくさんのことを感じ、たくさんの想いを届けてきたのでしょう。
彼女の歌声からは、17年間、事務所に頼ることなく自身の力で歩んできた軌跡を感じることができます。
インディーズ時代最後のアルバム「明日へ向かう人」から
今回は、2015年3月25日にリリースされた彼女のインディーズ時代最後のアルバム「明日へ向かう人」から、アルバムタイトルにもなっている1曲「明日へ向かう人」を紹介します。
タイトルからも伝わってくる通り、今日を生きる人への励ましが込められた1曲になっています。
ストリングス、ピアノ、アコースティックギターが彩るサウンドは、彼女の力強くも優しい歌声をそっと支えます。
バックの演奏が比較的シンプルなのは、彼女の歌自体に力があることの表れでしょう。
その歌から、彼女が積み重ねてきたものを感じさせられます。
オオサンショウウオが主役?「明日へ向かう人」のMVを紹介!
ここで「明日へ向かう人」のMVを紹介しておきましょう!
MVの主人公は、特別天然記念物にも指定されていることで知られる「オオサンショウウオ」です。
なんでまたオオサンショウウオ?と思いますよね。
Wikipediaのオオサンショウウオのページにて、気になる記述を見付けました!
「ハンザキ」の異称があり、引用されることも多い。由来として「からだを半分に裂いても生きていそうな動物だから」「からだが半分に裂けているような大きな口の動物だから」などとも言われ、疑問符つきながらこうした説を載せている辞書などもあるが、信頼できる古文献の類は現在のところ知られていない。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/オオサンショウウオ
支え合いながら旅する2人
MVで描かれているのは、主人公のオオサンショウウオと、その友達の虫が2人で旅をするというもの。
まだ幼虫でひ弱な虫は、2人を襲うさまざまな局面でオオサンショウウオに助けられます。
そんな虫も、いつも一緒に居ることで、オオサンショウウオの心の支えになっていたのでしょう。
MVの最後で、2人に訪れるものとは?
どんなに辛くても、前に進み続けることを歌う歌詞に沿った物語を、ほのぼのとしたキャラクターが演じる、心温まるMVになっています。
「明日へ向かう人」の歌詞を紹介
前項でも紹介した通り「明日へ向かう人」の歌詞は、どんなに辛くても、前へ進み続けるというようなものです。
それも短い言葉で、力強く歌われているのが、印象に残ります。
多くを語らなくても、伝わる力強さ。
その歌詞から、彼女の魅力を感じてみてください。
涙と笑顔
悔し涙を流した時 心の奥が熱くなった
嬉し涙を流した時 胸の奥が熱くなった
季節はずれの桜のように冬に負けない人になって
苦しい時こそ根を張って 春を待たずに咲き誇ろう
出典: 明日へ向かう人/作詞:半崎美子 作曲:半崎美子
1番Aメロの歌詞から見ていきましょう。
涙を流すときの感情というのは、特別なものがありますよね。
悔しいときも、うれしいときも、それが涙を流すほどの感情なら、きっと自分にとって大切なもののはずです。
涙は大切なものを気付かせてくれるものでもあるのでしょう。
そして後半部分、とても力強い歌詞です。
苦しい時こそ笑顔でいよう。
笑えば幸せがやってくる。
そんなことを感じさせてくれます。