通学路を振り返れば、友人たちとの思い出が自然と心によぎります。

父からくれたしおりを見れば、いつか送ってくれた絵文字入りのメールを思い出さずにはいられません。

親指の絵文字とは「グッド」の絵文字でしょうか。

合格おめでとう!といったお祝いの内容だったのかもしれませんね。

風景をその都度振り返ってしまうのは、もうこの街を出ることになったから。

歩みを進める足に、もらった愛からあふれる切なさや悲しさがのしかかっています。

こぼれてく
春の涙をふいて 握った手を離すよ
たどり着いた夢が呼んでいるから
わかれていく道の 先はきっと
一つになれると 信じてるから
そうさ
虹がのびる空は 離れ離れじゃないよ
心を繋げて歩こう
どんなときでも 明日の空は
ほらね まばゆい 青色

出典: 春の涙を/作詞:Goose house 作曲:Goose house

別れの春に、涙はつきもの。

だけど「春の涙を」の歌詞に描かれているのは、その涙をきちんとふいて自分の道を歩き始める人の姿です。

道はわかれて一人ぼっちの生活が始まるけれど、その心は家族や友人、大切な人たちと繋がっている

明るい青空にも後押しされているみたいに、確かにそう思える。

そう思えれば、心には自然と勇気が湧いてくるのではないでしょうか?

「返したい」という気持ちが支えに

いつもの玄関で 靴を履くとき 笑顔の母が言う
「がんばれ」は 目に沁みて
つよくならなきゃ 誓ったんだよ

街を出て 掴んだ 夢の先で
もらった愛を 返したいんだ

あふれてく
春の涙をふいて 握りしめた手のひら
触れたその優しさ 残ってるから
胸張って また 会えるときまで
振り返らずに進むよ

出典: 春の涙を/作詞:Goose house 作曲:Goose house

毎日靴を履く玄関。

旅立つその日も同じ風景なのは当たり前なんだけど、その当たり前なことが妙に感慨深く思えます。

そんなとき、笑顔で激励の言葉をくれたお母さん。

こちらも「がんばらなきゃ」って思っちゃいますよね。

新生活。

知らない土地。

まだ仲良くない人たち。

その中で涙を流すような出来事が起こるでしょう。

だけど<もらった愛を 返したい>。この気持ちが心にあれば、絶対にポジティブでいられるはず。

空のように心も繋がっている

誰だって
一人踏み出すときは 本当はちょっと怖いよ
ひとりぼっちに まだ 慣れてないから
わかれていく道の 先でもっと
強くなりたいと 思ってるんだよ

そうさ
虹がのびる空は 離れ離れじゃないよ
心を繋げて歩こう
どんなときでも 明日の空は
ほらね まばゆい 青色

出典: 春の涙を/作詞:Goose house 作曲:Goose house

今はバリバリこなしている先輩も立派な仕事ぶりの上司も、一度はそんなときがあったんじゃないかな、と筆者は思います。

まだ引っ越しの荷物も片付かない中、慣れない仕事に奮闘して毎日クタクタになる夜。

今まで慣れ親しんだ環境を離れて、一人で立ち向かわないといけないとき。

そんなとき「一人」を感じると心が折れそうになる

だけど、私たちの頭上にある青い空は、大切な人の見る空と繋がっています。

同じように、心も繋がっている

そう思えれば、明日への勇気が湧いてくる。そう思えます。

「春の涙を」収録アルバム『Flight』

【春の涙を/Goose house】ニューアルバム収録の新曲は少し切ない春ソング!歌詞付きMVも公開の画像

「春の涙を」が収録されるのは、2018年4月11日にリリースされるGoose houseオリジナルアルバム『Flight』

2017年11月に発売されたシングル「笑顔の花」も収録されています。

曲のラインナップは下記の通り。

1. 春の涙を
2. #記念写真
3. Bad Luck
4. 無邪気な冒険心
5. 地図にない道
6. スイングガール
7. ジョンとヨーコ
8. laugh
9. 何もかも有り余っている こんな時代も
10. 繋ぐひと
11. 笑顔の花

出典: Flight/Goose house

9枚目のアルバムとなる今作、初回生産限定盤には下記のライブ音源を収録したCDを付属。

1. オトノナルホウヘ→
2. ALL MY LOVE
3. 笑顔の花
4. 何もかも有り余っている こんな時代も
※全てGoose house Live House Tour 2017.11.22 TOKYOより

出典: Flight/Goose house

Goose houseライブも体感できる『Flight』初回生産限定盤は注目のアルバム

リリースが楽しみですね!

最後に:ライブDVDも注目!