『きみへのメロディー』は、恋する10代男子の想いを描いた等身大のラブソング
この楽曲を提供したCOZMIC CODEは、KASUMIとSOUの男女のクリエーターユニット。
西野カナやGENERATIONS from EXILE TRIBEなどの曲も手掛けています。
静かなピアノの旋律から始まるロマンチックなメロディーライン。
これまで、シングル曲しか聴いてなかった人は「これってジャニーズWESTの曲なの?」とちょっと不思議に思うかもしれません。
意外なギャップも楽しめます!
胸キュン、切ない、うっとり・・・そんなフレーズが胸にあふれてくる「ド」がつくほどのド純愛ソングの歌詞を、パート割も合わせながら追ってみましょう。
「きみ」に想いを馳せる
〔重岡〕月が浮かぶ夜空に 気づけばきみを映してるよ
〔神山〕きみの声が聞こえたようで ちょっと笑顔がこぼれた
出典: きみへのメロディー/作詞:SOU by COZMIC CODE 作曲:KASUMI・SOU COZMIC CODE
冒頭を飾るのは、ラブソングに不可欠なワードのひとつ「月」。
神秘的な美しさをたたえる月は、眺めるだけで切ない感情があふれてきます。
かの文豪・夏目漱石が「I LOVE YOU.」を「月がきれいですね」と訳したことでも有名ですよね。
月を眺めるうちに、月の向こう側に「きみ」が見えてくる。きみのことを想わない日はない、それほどの好きな気持ちが透けて見えてくるようです。
やがて、姿だけではなく声も聞こえてくるような感覚が。
「バカだな俺…」と思いつつ、いつもの明るい彼女の声を思い出すと、つい笑顔がこぼれてしまうのです。
恋愛をするとせつなーい気分になるのは、男性も女性も同じなのかもしれませんね。
いつも目で追ってしまう「きみ」
〔小瀧〕強がりな性格にその横顔
〔藤井〕誰よりも温かいその声に
〔中間〕柄でもないんだけど 胸が苦しいよ
〔桐山〕ゆっくりと募ってゆく感情が走り出した
出典: きみへのメロディー/作詞:SOU by COZMIC CODE 作曲:KASUMI・SOU COZMIC CODE
強がりな性格…クラスでも目立つ存在の彼女は正義感が強く、真面目なところがクラスメイトに誤解される部分もある。
でも、彼は知っている。
笑顔の影で悩んでいたことも、ちょっぴり悔し涙を流したことも。
いつも彼女の声はあたたかくて、その声のシャワーを浴びるたびにドキドキして鼓動が速まる。
好き…好きなんだ。彼女のこと、はっきり「好き」って言える。
そんな、恋する男子の気持ちが痛いほど、痛いほど伝わってきます。
女性の立場からすると、たとえ好きではなかった異性だとしても、ここまで自分のことを見てくれている人がいるとわかったら、心がぐらっとしそうな気がします。
女性のみなさんはどう思いましたか?
サビでは、伝えたい想いが一気にあふれ出る
好きだよ。ねえ好きだよ。
〔全員〕好きだよ。ねえ好きだよ。きみのことが
一言が言えずにいたけど
今ほらすべてを伝えよう
〔濱田〕かけがえのない人へ
出典: きみへのメロディー/作詞SOU by COZMIC CODE/作曲KASUMI・SOU COZMIC CODE
彼女への想いは隠しようもないほど大きくなっています。
サビで全員が「好きだよ」と切なく歌い上げます。
押しつけがましい叫びではなく、ささやくように歌う「好きだよ」が胸に染み入る瞬間です。
ところがその直後の「かけがえのない人へ」はシャウト。
ストレートな気持ちに胸を撃ち抜かれ、ドキドキが止まらなくなりますよね。
クライマックスのサビ
〔全員〕あきれるくらいきみへのメロディー
ふたりなら奏でられるはず
一緒にまた歩んでいきたい この手は握ったままで
〔小瀧〕離さないから
〔藤井〕そっと吹いた夜風は 気づけば少し冷えていた
〔中間〕きみは何をしているのかなって また笑顔になれた
出典: きみへのメロディー/作詞SOU by COZMIC CODE/作曲KASUMI・SOU COZMIC CODE
実は、両想いのふたり。
お互い、両想いだって何となくわかっているのに、
恥ずかしくてなかなかふたりとも素直に言い出せない。
ここは男の自分から…という決意が込められているようです。
一度つかんだ手は二度と離さない、強い想いを彼女に伝えたい。
月夜に彼女のことを考えていたら、いつのまにか時間が過ぎて冷たい風が身体をまとっていた…。
そんな時は、あたたかいきみの声を思い出せば一瞬であったまるし、今ごろ何をしているのか考えたら自然と笑顔がこぼれてしまう、
そんな心情を表しているのではないでしょうか。