西野カナの【ONE WAY LOVE】ってこんな曲

2010年リリースのシングル『Best Friend』収録曲

西野カナ【ONE WAY LOVE】歌詞の意味を解説!どう思ってるの?何が足りないの?切ない片想い…の画像

西野カナ9枚目のシングル『Best Friend』をご存じでしょうか?

親友に向けた優しい気持ちを歌った1曲ですが、今回ご紹介するのはそのカップリング曲です。

タイトルは【ONE WAY LOVE】。

タイトル通り、片思いを歌った1曲だというのが分かります。

西野カナといえば、着うたの女王ともいわれ、女性の気持ちを綴った楽曲に定評があるアーティスト。

全ての曲において作詞をするこだわりがあることでも知られています。

そんな彼女は、2019年、30歳という年齢の節目を迎え、無期限活動休止を発表。

惜しまれつつも、表舞台からは姿を消してしまいました。

それでも、彼女がこれまでに発表した曲の功績は大きく、多くのリスナーに感動を与え続けています。

今回ご紹介する【ONE WAY LOVE】もまた、共感ポイントが盛りだくさん。

切ない片想いはやめて、思い切って告白しよう!

そんな気持ちにさせてくれる1曲です。

最後まで楽しんでお読みください。

切ない片想いソングの歌詞に綴られた想いとは

西野カナ【ONE WAY LOVE】歌詞の意味を解説!どう思ってるの?何が足りないの?切ない片想い…の画像

それでは、ここからは【ONE WAY LOVE】の内容に迫っていきたいと思います。

登場する人物は、主人公と主人公が想いを寄せる「君」。

2人はどんな距離感で、どんな関係なのでしょうか。

今まさに片想いをしている方は、共感ポイントが多そうです。

きっと「そうそう!」とうなずきながら読み進められるのではないでしょうか。

それでは早速紐解いていきましょう。

(繰り返し部分は一部割愛)

辛い片想いはもう終わりにしたい

西野カナ【ONE WAY LOVE】歌詞の意味を解説!どう思ってるの?何が足りないの?切ない片想い…の画像

待ち続けてる今日もまだ
来ない分かってるけど
意味ないね
内緒で設定してる
君だけの着信音も

出典: ONE WAY LOVE/作詞:Kana Nishino 作曲:HIRO(Digz,inc)

冒頭から感じるのは、主人公の期待と落胆の入り混じった不安定な感情。

恋愛中、特に片想い中にはよくあるもどかしい気持ちではないでしょうか。

主人公が待ち続けているのは、最後の2行から分かる通り、「君」からの連絡です。

1行目からは、今日に限ったことではなくいつも「君」からの連絡を待っていることがわかります。

健気な主人公の気持ちに、この「君」はどこまで気が付いているのでしょうか?

待っていることも、「君」限定の着信音も「もう意味ないのかな…」と半ばあきらめモード

この後の展開で、ハッピーエンドは訪れるのでしょうか?

気になる展開を読み進めてみましょう。

アピールをしても君は気づかないけど

西野カナ【ONE WAY LOVE】歌詞の意味を解説!どう思ってるの?何が足りないの?切ない片想い…の画像

少しでも声聞きたい
わざわざ用事作ってみて
電話してもそっけない態度で
小さな勇気さえもあっけなくTHE END

出典: ONE WAY LOVE/作詞:Kana Nishino 作曲:HIRO(Digz,inc)

ここの歌詞では「玉砕」という言葉がふさわしいでしょうか。

電話をする口実を自分の中で作って勇気を出したのに、冷たい「君」の態度に軽くショックを受けています。

折角頑張ったのに…。そんな傷心な主人公の気持ちがうかがえます。

このことからも、まだ「君」に主人公の気持ちは伝わっていないのでしょう。

伝えたくても伝えられないのか、それさえまだわかりません。

ただ、近しい間柄ではあるようなので、友達という立場だと考えられます。

もしかしたら友達の関係を壊したくないという想いもあるのではないでしょうか。

この想いに早く気づいて

西野カナ【ONE WAY LOVE】歌詞の意味を解説!どう思ってるの?何が足りないの?切ない片想い…の画像

Anytime I think of babe
Everytime I realy miss you babe
この気持ち早く気づいて

出典: ONE WAY LOVE/作詞:Kana Nishino 作曲:HIRO(Digz,inc)

主人公はいつだって「君」のことを考えています。

頭の中は、四六時中「君」のことでいっぱいなのでしょう。

どれだけ好きなのかが、これだけでも十分伝わってきますね。

そして“彼女”になれない立場が淋しくて仕方ありません。

「君」が恋しくて、会いたくて、声が聴きたくて…。

そんな恋する女性の気持ちがストレートに伝わってきます。

そして最後のフレーズにあるように、彼女はこの気持ちに気づいて欲しいと願っています。

まだ「君」は彼女の気持ちを知らずにいて、些細なアピールも軽くあしらわれてしまうくらいなのです。

いつになったら今以上になれるの?