まずは「THE HIGH-LOWS」をおさらい
THE HIGH-LOWSは『リンダリンダ』や『TRAIN-TRAIN』でおなじみの「THE BLUE HEARTS」のボーカル、甲本ヒロトとギターの真島昌利を中心に結成されたロックバンドです。
1995年に「THE BLUE HEARTS」が解散すると、同じ年に「THE HIGH-LOWS」を結成して2005年まで活動。
翌2006年に同じ二人が「ザ・クロマニヨンズ」を結成しているため、事実上は解散している状態です。
何度も世に出た『日曜日よりの使者』
約10年間活動したTHE HIGH-LOWSで一番有名な曲といっていいのが『日曜日よりの使者』です。
もともとは1stアルバム『THE HIGH-LOWS』(1995)に収録された曲でしたが、3rdシングル『スーパーソニックジェットボーイ』のカップリング曲として再収録されました。その際に“シングルバージョン”にアレンジされています。
映画『ゼブラーマン』の主題歌にも
さらに2004年には、哀川翔主演の映画『ゼブラーマン』の主題歌に起用されたことから、22枚目のシングルとして再び発売されることに。
アレンジされているとはいえ、3度も世の中に出ることとなった『日曜日よりの使者』。人の耳に残る名曲だったことが伝わってきますね。
タイアップが止まらない!
でもこれだけでは終わりません。
- 「Do you have HONDA?」キャンペーンCMソング
- ABCラジオ「アベロクのどんまい!サンデー」テーマソング
- 長瀬智也主演ドラマ「彼女が死んじゃった。」の挿入歌
- アサヒビール「アサヒオフ」CMソング
などなど、たくさんのCMやテレビ、ラジオで流れ、長く広く私たちの耳に届きました。
そして中でも注目したいのが『ダウンタウンのごっつええ感じ』のエンディングテーマにもなっていたことです。
まっちゃんの笑いがヒロトを救った?
THE HIGH-LOWSと松本人志の接点が見つかったところで、今回のテーマ「『日曜日よりの使者』が松本人志!?」という核心に迫っていきましょう。
このウワサにはこんな経緯があるのです。
自殺を考えるほどヒロトが落ち込んでいた時、ダウンタウンのテレビ番組を見て大笑いし、「なんだ、まだ俺笑えるじゃん」と自殺を思いとどまった。
そしてこの出来事をきっかけに作られた曲が『日曜日よりの使者』。
当時、日曜日にはダウンタウンの番組が二つ放送されていたことから、日曜日よりの使者=松本人志説が広まる。
なるほど、松本人志の笑いで自殺を考えるほど落ち込んでいた気持ちが元気になったというわけですね。
本当だとしたらダウンタウンスゴし!ですよね。
歌詞にも注目!
このままどこか遠く連れてってくれないか
君は君こそは日曜日よりの使者
たとえば世界中が土砂降りの雨だろうと
ゲラゲラ笑える日曜日よりの使者
適当な嘘をついてその場を切り抜けて
誰一人傷つけない日曜日よりの使者
出典: https://twitter.com/MrTWL/status/296458122929770496
「ゲラゲラ笑える」という状況。そして「適当な嘘」「誰一人傷つけない」という言葉が、まさに松本人志の笑いのとり方を表現しているように感じられます。