ミュージックステーション「まだ見ぬ世界へ」は神回の1つ

まだ見ぬ世界へ とは

東日本大震災を踏まえてアルバムを聞いてくれた人たちに待つ未来が『Beautiful World』でありますように

「まだ見ぬ世界へ」は、の10枚目のオリジナルアルバム、2011年7月6日J Stormから発売された『Beautiful World』(ビューティフル・ワールド)に収録された中の1曲で、このアルバムのリード曲です。

発売時期からもわかるように、この年の3/11は東日本大震災が起こり、日本全国が悲しみに打ちひしがれた年でした。

その中で、さんたちが復興支援に向けてメッセージを発しメンバー自らも被災地に向かう・・・大野さんの怪物くんに扮した炊き出し支援や、櫻井さんのニュースZEROでの「被災地から伝えられるもの」を自らが実践し語った姿も印象的でした。

さんが夏から始まるツアータイトルとして選んだ言葉は『Beautiful World』でした。東日本大震災を踏まえてアルバムを聞いてくれた人たちに待つ未来が『Beautiful World』でありますように」という願いがこもった素敵なメッセージで 当時注目されたアルバムでした。 

震災復興=BeautfulWorld

『Beautiful World』収録曲一覧

収録曲は下のリンク先にまとまっています。

『ARASHI LIVE TOUR Beautiful World』(アラシ ライブ・ツアー・ビューティフル・ワールド)は、2011年7月24日から2012年1月15日にかけて開催された嵐のコンサートツアー、およびその様子を収録したコンサートビデオ。

神回の様子を少し見てみよう!?

ミュージックステーションは、今や数少ない音楽番組の1つで、かつアーティストをライブで見られる稀有な番組ですね。

自分のお気に入りのスターや歌手の皆さんの「健康チェック」に番組を活用したり、「現在の髪型チェック」ができることが嬉しいというファンの方も多いです。

タモリさんの「髪切った?」がまさにファンの見るツボだったりします。

そして、「まだ見ぬ世界へ」が放送された2011年7月15日は、嵐ファンの中でも「神回」と呼ばれる放送内容でした。

その様子をご覧いただきたいのですが、テレビ放送には著作権がありますので、ここでのご紹介はできず、以下臨場感を高めていきたいと思いますのでお付き合いください。

神回と呼ばれる真正面の理由

モノクロの中でのダンス

当時の感想を嵐ファンに聞くと、5人のビジュアルが素敵・・という感想も多い中、

ツアーのリード曲をコンサート前に、フルコーラスで、かつ、ミュージックステーションで発表してくれたことにも衝撃を受けました。

また嵐さんのアルバムは、ワールドワイドな作詞作曲編曲に溢れる出来上がりを提供してくれます。

中でも本曲は、モノクロのセットの中、演出が巧妙で、流石ミュージックステーションと言われました。

5人全員が同じ振り付けダンサブルという言葉では言い尽くせない、そこで「魅せる嵐」は、ワンツーワンツーでアップテンポに振り付けを刻むリズムのナンバーでしたね。

エレクトロ風な持ち味を存分に生かした激しいダンスを見事に揃え、パフォーマンスする嵐さんは、本当に嵐ファンの記憶に残るものでした。

そして、大野さんってこんなファルセットなんだ!と実感したファンもいれば、櫻ラップが素敵すぎたと絶賛するファン・・・

ダンスに見とれている間に おっと通り過ぎてしまいそうになるのですが、この曲の歌詞には、嵐さんのとてつもない、思い入れが込められていたことにお気づきでしたか?

歌詞も心ある「まだ見ぬ世界へ」

空の向こう 見えるのが 果てない荒野だとしても
いつもここにある 言葉はいらない
everyday every night every time いつだって そう
揺らぐことのない思いを

あの日の僕らの声がする to the top 明日が動き出す
君も聞こえているだろう? 理由はいらない
答えはきっとひとつじゃない いつか辿り着く場所がある
誇れるものがあるなら 届くように まだ見ぬ世界へ

出典: http://www.uta-net.com/song/115633/

まさに震災後の被災者へ向けたメッセージが入った曲でした。

目の前に見えるものが荒野だとしても、揺らぐことのない気持ちを持ち、必ずたどり着ける場所があるから、誇りを持ち、明日への希望とし、まだ見えないかもしれない未来を信じて進んでいこう!というメッセージが込められていました!

神回の理由、もう一つの事情

相葉さんの退院!

相葉さんの復帰回

相葉さんはデビュー3年目の2002年に右肺気胸で5日間入院、11年6月には左肺にも気胸を起こし、緊急入院をしました。その時は既に 『Beautiful World』のツアー開始が決まっていたので、初日までに間に合うのか・・ファンも本当に不安でやきもきしたのを今でも覚えています。

その焦りは相葉さん本人が1番身につまされていたんですよね。

ツアーのMCで相葉さんが吐露したのですが、『Beautiful World』のコンサート会場で(相葉さんのいない)4人が登壇、自分自身は観客席に混じる夢を何度も見たという事実。

当時の心中を想うと涙が出るファンもたくさんいらっしゃいます。

その相葉さんが、病気に勝ち、戻ってきた最初のステージがこのミュージックステーションだったんですね。思い出深いですし、テレビの前で涙した方も多かったはず。