お互いをわかりすぎていて
心がよそ見できないのさ
出典: クリスマスキャロルの頃には/作詞:秋元康 作曲:三井誠
心の中にあることは言葉にしていつも伝えています。
些細なことも伝えて嫌なことは嫌と言い、うれしいことは2人で共有していたと思っていました。
2人は2人の間にあることをすべて理解しているから、上手くやっていると信じていたのです。
理解と思っていたのは勝手な思い込み。
お互いの本音を無視して、心と心を縛りつけるように並べておけば良いと思ってしまった2人の間。
心が通じ合っているというのは、そんなことでは無いことにやっと気が付いたこの冬。
楽しいクリスマスを迎えるはずだった2人に、現状を打破できる決定打はあるのでしょうか。
戻ろう!自然体な愛に
決定打などという単語を出しましたが、こうすれば絶対大丈夫という対策なんて存在しないのかも。
でもクリスマスを前に戸惑う2人の間の愛が、全く無くなった訳ではありません。
2人が何とかしたい、取り戻せると思っているなら、きっと今を変えられるはずです。
愛を一度0に戻して…
クリスマスキャロルが聞こえる頃まで
出逢う前に戻ってもっと 自由でいよう
出典: クリスマスキャロルの頃には/作詞:秋元康 作曲:三井誠
「クリスマスキャロルの頃には」出したい結論。そのためにどうするのか?
まず1つの方法として、2人がまだ知り合っていない時間に戻ることを提案しました。
仕事で今日は会えない、友達と会うから今週は会えないと、今の2人には小さなズレが続きます。
その言い訳は本当なの?嘘じゃないよねなどと、勝手な想像でいつしか疑心暗鬼。
些細な傷つけ合いを終わらせるとしたら、2人がもう一度他人になるのは1つの方法です。
新鮮な出逢いのときめきは、マンネリという言葉をまだ知りません。
重くなってしまった愛のメモリをゼロにして、自然体の愛がスタートします。
『一人』になれば…分かることは?
クリスマスキャロルが聞こえる頃まで
何が 大切なのか 一人 考えたい
出典: クリスマスキャロルの頃には/作詞:秋元康 作曲:三井誠
歌詞は思い切った対策を実行します。
2人で顔を突き合わせてそれぞれの思いを主張するのはとりあえず一旦終了。
『一人』になって2人の心の中を丁寧に見直します。
そうすれば取り戻すためのポイントを見つけることができるはず。
そして『一人』にならないと気が付かないこともあるようです。
あの日の2人を思い出せば…
寒さをしのぐために必要なのは、羽毛布団や毛布です。もぐりこめば暖かさに包まれます。
でもそれよりも大事なものがあることが分かるのは、独りぼっちになった時。
あの日の温もりの温度は特別なモノでした。
心も温めたいから
誰かがそばにいるのは
暖かいけれど
背中を毛布代わりに
抱き合えないから
出典: クリスマスキャロルの頃には/作詞:秋元康 作曲:三井誠
物理的に暖めてくれる毛布や使い捨てカイロは冬のマストアイテム。
それさえあればとりあえず寒さは防げます。
でもどうしてもそれだけでは温度を上げることが出来ない部分があるのです。
なんとなく一緒にいて、なんとなく感じていた温もりは心も暖めてくれました。
ふと感じている今の寒さをどうして良いのか分からないまま、今夜は独り膝を抱えます。
『一人』になってそこからもう一度やり直すはずの2人。
身体と心の隙間を知って流れてくる冷たい空気がこの後どうなるのか、ちょっと心配です。