nano.RIPEが歌う「リアルワールド」とは?
nano.RIPEが8枚目のシングルとして、2012年7月にリリースした楽曲です。
当時は暗い楽曲であったとの情報がありますが、あるアニメ主題歌になることをきっかけに、方向性を変えました。
いったいどんな楽曲に仕上がっているのか、とても気になりますよね。
PVも撮影されていますので、映像も交えて詳しくご紹介していきます。
ポップに振り切った楽曲
”パッパッパラ”の言葉から始まる「リアルワールド」は、nano.RIPEの楽曲の中でも最大級のインパクトがあるのではないでしょうか。
リスナーに、絶対にポップな曲だと言わせる狙いがあったのか、完全に振り切っていますね。
ただ、ポップ感は強いですが、アレンジは丁寧に練られています。
とくに間奏はリズムが変わり、ゆったりした印象で緩急自在です。
単調にならないからこそ、最後まで聴いても楽しめる曲と言えます。
nano.RIPEの中心人物キミコの声も際立ち、元気いっぱいですね。
これまでもどちらかというとポップ寄りな曲が多かったのですが、これほど底抜けに明るいのは初めてかもしれません。
賛否両論にはっきり分かれそうですが、一度聴いて損はない曲ですよ!
PV映像
「リアルワールド」のPVもかなりポップになっています!
思わず”これはきゃりーぱみゅぱみゅなのか?”と思うほどの世界観を感じるのではないでしょうか。
背景、服装、カメラワーク全てにこだわりがあり、計算しつくされた曲と言えます。
かわいらしい雰囲気があり、どこかおしゃれでハイセンスな印象も受けますね。
演奏しているかっこよさよりも、楽曲の世界をしっかり感じてほしい。
nano.RIPEや、制作側の意図が垣間見ることができます。
演奏している途中に入ってくるエフェクトがとてもかわいらしいです。
これだけ抜き取ってステッカーなどのグッズにしても人気がでるかもしれませんね!
「リアルワールド」で何を表現したかったのか。
じっくり見れば、その真意が分かる気がします。
アニメOPとして話題に!
アニメタイアップは、バンドに限らず多くのアーティストにとってチャンスと言えます!
nano.RIPEの人気が出るきっかけとなったのは、なにを隠そうアニメソングでした。
「リアルワールド」も、アニメ『人類は衰退しました』のOP曲に抜擢され、話題となったのです。
アニメ映像をご紹介
楽曲とともにインパクトのあるアニメタイトルですよね。
タイトルだけ見ると、ダークなアニメなのでは?と勘違いする方も多いと思います。
このアニメに、ポップな「リアルワールド」が合わさることでどんな雰囲気になるのか。
純粋に興味がわきますね。
ただ、それもアニメの内容に沿っているのです。
人類が衰退した世界が舞台になっており、人類と妖精の織りなす物語になります。
癒やし系とダークな世界が混ざり合い、独特の魅力を放つアニメです。
アニメの世界に影響を受けた歌詞が魅力的!
「リアルワールド」の歌詞は、色濃く世界観を反映している内容になっています。
アニメ同様、ポップな曲調にリアルで深い言葉が合わさっているのです。
絶妙な歌詞内容となっているので、詳しくご紹介し、意味を解釈していきたいと思います。
歌詞内容
回り続けるこの星はだれのもの?
難しいハナシなら食後にして
出典: リアルワールド / 作詞:きみコ 作曲:佐々木淳
流して見ると、なんでもないような言葉です。
しかし、ここにはこの曲の本質が込められています。
人類が衰退しているファンタジーな世界のなかにも、しっかりリアルが存在すると捉えることができます。
回り続ける星は人類のものではない。では誰のもの?妖精たちのものなのか・・・。
そんな難しいことはよく分からないけど、今を全力で生きればいい。
本題は食事の後にしておいて、楽しく生きましょうという彼女たちなりの解釈があるのです。