【Be Brave/EXILE ATSUSHI+AI】大きな愛を描いた歌詞を解釈！テーマは「命」！

訳）恐れなくていい、私の手を握って

今度は、なぜ？の問いかけに答えはありません。

なぜならその答えが出ない程、戦争や紛争というものは難しい問題だからです。

しかし、「怖がらなくていいから、私の手を握って」と言っています。

ここは紛争で傷ついた人たちに語り掛けているのではないでしょうか。

紛争地域の人々は突然戦火に巻き込まれたり、民族が違うというだけで隣人が敵になることもあります。

その恐怖は体験した人にしかわからないことでしょう。

それでも、「私の手を握って」と伝えています。

人を信じられないような恐怖を感じても、人は一人では生きていけないのです。

怖い辛い体験をして、生き残った人に差し伸べるべきなのは人の温かい手なのだと伝えたいのだと思います。

恐怖で握りしめていた拳を開いて、誰かの温かい手を握る。

その時にやっと人は安堵を感じられるのではないでしょうか。

そして、その助かった命で何にでも挑戦できることを伝えています。

一人じゃないから、涙を拭いて前を向けばまたやり直しできると教えてくれているのです。

訳）あなたが飛ぶことができると信じるとき

今日は奇跡が起こる

そして、歌詞は更にこう続けています。

飛ぶこと、つまりやり直しや新たなチャレンジができると自分を信じた時に奇跡が起こると。

どんなに辛いことがあっても、前向きな気持ちがある限り奇跡は起きるのだと伝えています。

少なくとも信じることをやめてやり直したいと思わない人には奇跡が訪れることはないでしょう。

「愛し合う想い」とは好き嫌いという単純な愛ではなく、相手を思いやる大きな意味での「愛」だと思います。

相手を思いやる愛を持ち、手を差し伸べること。

それができれば、手を差し伸べてもらった人も差し伸べた人もどちらも変わることができるはずです。

また、それが敵味方と別れてしまった者同士だとしても、相手を思いやる「愛」があれば全て変わっていくと。

そう教えてくれているのです。

訳）私たちのためにもっと良い一日があるだろう

一緒に笑っているあなたは美しい

それはより良い日になるだろう

紛争や災害に合った人々は、悲しい記憶となかなか癒えない心の傷を負ってしまいます。

それは一人で背負うにはとてもつらいものです。

でも、もし誰かが手を差し伸べてくれたら、その重荷は少しだけかもしれませんが軽くなるはずです。

重荷を一緒に背負ってあげる勇気。

それは簡単なことでなく勇気がいることです。

ですが、もしそれができれば救われる命がたくさんあるはず。

そうやって人と人が助け合う事ができれば、もっと良い一日がくるだろうと。

そして一緒に笑いあうことができればこんなに素敵な事はないでしょう。

「あの空」とはつらく悲しい記憶や心の傷を指し、「虹」とは希望をあらわしているのではないのかと思います。

つまり、どんな辛いことや悲しいことがあっても「希望」が見えるはずだと。

そして希望が見えた時、人は生きる元気が湧いてきます。

だから、もっと良い日になる。

そう伝えているのではないでしょうか。

この曲は災害や紛争などの悲しい出来事で脅かされる命を守りたいという壮大な愛を描いてるのだと思います。

命はとても大切なものです。

その全ての命を守りたい。

それは、キレイごとに聞こえるかもしれません。

映画の主人公のように颯爽と現れて、人を助けることなんて普通にはできないことです。

でも世界中の災害や紛争などで苦しんでいる人も、誰しも同じように家族や友達、愛する人がいるはず。

それは誰であろうと同じ事です。

だから、少しだけでもそんな世界の人達の事を考える日があってもいいのではないでしょうか。

世界の人達の全ての命を守ることはできません。

しかし、周りの人達を大切にし、悩んでいたら寄り添ってあげることはできます。

そんな優しさを持ってほしいと、この歌詞は伝えているのではないでしょうか。

その優しさや愛を持つことは、消えそうな命を守ることに繋がるはずです。

そして優しさを持つことは実はとても勇気がいります。

だからこそタイトルは「Be Brave（勇気をだして）」なのでしょう。