「逆様ブリッジ」はPVもユニークな内容になっています。
舞台は茨城県にある「ケネディー電気」という家電修理業者を営む夫婦の住居。
実はこの住居、不思議スポットとして有名なんですよ。
宇宙と飛行機が大好きだというご主人の趣味で、所狭しと並べられたロケットのオブジェ。
まるで宇宙基地のような佇まいになっています。
このPV以外にも、いろんな作品の撮影に利用されているそうですよ!
尚、一般家庭なので無断で撮影などすると怒られるとのこと。
観光スポットではないので、訪問する際はしっかり挨拶をしましょう!
若かりし頃の社長を演じる
スネオヘアーが演じるのは若かりし頃のケネディー電気の社長。
このPVは夢ばかりの社長と、それを支える妻の衝突を描いた内容になっています。
途中登場する「ケネディ宇宙BOX(仮)」という装置がこの映像の目玉だとのこと。
作品を手掛けた須藤カンジ監督は「CGではなく、アナログで面白いことを表現したかった」と語っています。
後半、婦人をスケボーに腹ばいになって追いかけるシーンは、コミカルながらも沁みるものがあります。
若かりし社長は装置の中で逆さまになりながらも、支えてくれる妻のことを考えていたのでしょう。
これには「サカサマになって君のこと探して」という歌詞にも通ずるものがありますね。
気になる歌詞の意味に迫る
さて、ここからはいよいよ気になる歌詞の内容に迫っていきましょう!
恋をしていると、2人が一緒に居ることの意味がわからなくなってしまうこともあります。
「好きならそれでいい」と思っていても、好きだけでは成り立たないときがあるもの。
恋愛とは難しいですね。
そんな気持ちを歌った歌詞にきっと共感出来るのではないでしょうか。
思い悩む主人公
サカサマになって
君の事探して
いつまでも僕らは
たどり着けないまま
出典: 逆様ブリッジ/作詞:渡辺健二 作曲:渡辺健二
「サカサマになって」という言葉は思い悩んでいる姿を表したものでしょう。
彼女のことがわからなくて思い悩む主人公。
「2人は何故一緒に居るのか?」
その答えは見つからず、曖昧な関係が続いていく様子が思い浮かびます。
彼女に会いたい
あの日夕暮れ
不意に笑い声
雲のスキマ 流れ星に
重ねがさね 逢いたくなる
出典: 逆様ブリッジ/作詞:渡辺健二 作曲:渡辺健二
夕暮れから、夜になっていくこのシーン。
不意に聞こえた楽しそうな笑い声に、自分の孤独さを感じる主人公。
こんなときは彼女に会いたくなります。
ささやかな願いを雲の隙間に見えた流れ星に捧げたあの日。
そんな自分の様子を思い出す主人公の心情が描かれています。
好きの理由
いつか夕暮れ
君と見つめた夜
愛のカケラ 探すたびに
いつも何故か 寂しくなる
出典: 逆様ブリッジ/作詞:渡辺健二 作曲:渡辺健二
1人のときはあれだけ会いたいと思った彼女。
でも一緒に過ごす時間に感じることはまた違うようです。
彼女のことが好きだという理由を探すたびに、寂しさに襲われる主人公。
きっと彼女が好きな理由がはっきりとわからないことに、後ろめたさを感じているのではないでしょうか。