「BANANA FISH」TVアニメ2期ED曲
通称サバプロ!ですが「バンド名が読めない……」ととまどってしまう人もいるかもしれません。
Survive Said The Prophet(サバイブ・セッド・ザ・プロフェット)、5人組のロックバンドです。
音楽の心構えを先輩のバンドマンたちに訊いたところ「生き続けろ(Survive)」と言われたとか。
さらに、もし自分が預言者(The Prophet)だったら同じように言うだろうと名付けられました。
2011年に東京で結成されているので日本のバンドになるわけですが、歌詞はネイティブな英語。
ボーカルYosh(ヨシ)がアメリカのフロリダにあるフルセイル大学に通っていたからでしょう。
ツインギターの1人Ivan(アイバン)は香港出身。多様な人材、ダイバーシティが特徴です。
そんなサバプロの2018年12月12日にリリースされたシングルが「RED」。
リリックビデオが公開されていますので、見てみましょう。
リリックビデオ
黒い背景に赤い文字で綴られるリリック。タイトル「RED」が歌詞に出てくると、赤く染まります。
さらに赤と黒が混ざり合い、瞳のアップなどもカットイン。美しいのに物悲しいイメージです。
実はこのリリックビデオ、右下「設定」の「字幕」を「日本語」にすると和訳が表示されます。
別れを告げる、切ない歌詞ということがわかるでしょう。なぜこんな内容なの?というと……。
TVアニメ「BANANA FISH」第2クールのエンディングテーマだから……なんですね。
「BANANA FISH」は吉田秋生の漫画が原作
アニメ「BANANA FISH」の原作は吉田秋生大先生の少女漫画です。
80~90年代にかけて「別冊少女コミック」に連載され、少女漫画なのに社会的!と一世を風靡。
とくに漫画オタクではない女性や男性までハマった!という、ある意味、文学的な問題作です。
吉田秋生大先生の40周年記念プロジェクトとして、「BANANA FISH」はアニメ化されました。
個人的に、あの「BANANA FISH」がアニメ化?と仰天したひとりです。遂に!というか大丈夫?と。
社会的な要素を含む傑作すぎて、本当にあの世界観をアニメ化できるの?……という心配です。
結果的に、漫画を読んでいたときに浮かんでいた映像とぴったり合致!違和感がなさすぎました。
アニメ化するにあたり、変わった点や端折られた部分もありましたが、問題はありません。
2018年7月から12月までの2クールで全24話が放送。2期ED曲がサバプロ「RED」です。
スペシャルトレーラー
「BANANA FISH」の舞台はニューヨーク。主人公は17歳の少年アッシュ・リンクスです。
マフィアのボス、ディノ・ゴルツィネに訳アリで育てられ、ストリートギャングのボスに……。
日本からやってきた19歳の大学生・奥村英二と出会い、癒されるけれども……という物語です。
「BANANA FISH」第2弾PV
タイトルでもある「バナナフィッシュ」が物語の謎を解くキーワード。
#01~#06 ダイジェスト
サバプロ「RED」の世界観を紐解くためには、「BANANA FISH」の物語を知っておきたいところです。
ただ、「BANANA FISH」のアニメや漫画をまだこれから楽しむところ!という人もいるでしょう。
そのためネタバレはなし!でいきますが、世界観は把握したいので、ダイジェストをどうぞ。