初音ミク11周年記念日に動画公開
2009年にクリエイターデビューし、処女作『いつもより泣き虫な空』で一躍有名になりました。
2013年には『脳漿炸裂ガール』の動画再生数がミリオンを突破。
この楽曲は小説化とコミックス化、さらには実写映画化もされました。
そんな数々の偉業を成し遂げたれるりりが2018年8月31日に『chaos and creation』の動画を初公開。
この日は初音ミクが11周年を迎えた日でした。
れるりり公式チャンネルで動画をチェック!
虹のコンキスタドールへの提供曲
『chaos and creation』は、女性アイドルグループである虹のコンキスタドールへの提供曲として制作されました。
虹のコンキスタドールは、ピクシブ株式会社主催の『つくドル!プロジェクト』で2014年に結成。
「毎日が文化祭」をテーマにインドア系・正統派アイドルとして活躍しています。
虹のコンキスタドール ライブ映像
YouTubeに虹のコンキスタドールによる『chaos and creation』のライブ映像がアップされています。
ライブが行われた場所はAKIBAカルチャーズ劇場。
ボカロバージョンと聴き比べてみるのも面白いかもしれません。
『chaos and creation』はネットクリエイターのこと?
タイトルの『chaos and creation』。つまり「混沌と創造」。
混沌とは、無秩序でいろいろなものが雑多に散らかっている様子。
嘘と真実が交じり合うネットの世界は、まさに混沌としています。
そんな散らかった世界で確かなものを創り上げる。
それができるのは誰か?
筆者は、ネットクリエイターではないかと考えます。
そもそもこの曲の世界は、ネットとリアルが融合した世界。
リアルを生きながらネットで創造を続ける人たち。
『chaos and creation』とは、ネットクリエイターのことを表しているのかもしれません。
リアルとネット、2つの世界で生きている
宝石のように輝く運命
キミの運命は輝くジュエルのように
虹色ハートをぐりぐりとかき混ぜてる
宇宙に繋がる小さな箱庭の中で
繰り返されるのはChaos & Creation
出典: chaos and creation/作詞:れるりり 作曲:れるりり
歌詞の冒頭から意味深な言葉が並びます。
まず1行目の「キミの運命は~」からの歌詞。
ここを”ジュエリー”ではなく、”ジュエル”と表現したことに意味があるのではないかと思います。
”ジュエリー”と”ジュエル”の違いを簡単に説明すると、”宝石類”と”個々の宝石”。
どちらも同じ宝石という意味ですが、”ジュエル”は宝石の1つ1つを表します。
運命は、1人1人に対してそれぞれ独立した輝きを持っている。
光の角度によって色が変化する宝石の姿を「虹色のハート」と表現。
そして光の角度を変えているのは運命という意味で「かき混ぜている」と歌っています。
3行目からの「宇宙に繋がる~」の歌詞。
「小さな箱庭」というのは、PCやタブレットなどインターネット機器のことをいっているのでは?
ネット世界の中で繰り返す混沌と創造。
持ち運び可能な「小さな箱庭」は宇宙のように広く、また可能性に満ち溢れています。