『From Noon Till Dawn』について
ストレイテナーの15thシングル!
『From Noon Till Dawn』は、2012年10月17日に発売されたストレイテナーの15thシングルです。
前作である『YOU and I / 羊の群れは丘を登る』から、約1年3ヶ月ぶりのシングルとなりました。
通常版と初回限定盤の2形態で発売され、初回限定盤には2012年7月14日に渋谷公会堂で行われた「SOFT ACOUSTIC TOUR」の最終日のライブ映像が収録されたDVDが付きます。
オリコンチャートでは、週間最高14位を獲得しています。
テレビドラマ『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』の主題歌!
この曲は、連続テレビドラマ『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』の主題歌に起用されました。
ストレイテナーとしては、「CLONE/DONKEY BOGIE DODO」以来のタイアップ。
そして、テレビドラマとは初のタイアップとなりました。
冒頭のキメと疾走感あふれるメロディが非常にカッコよく、ドラマのOPとしては、視聴者の心を一気に掴むことができる素晴らしい楽曲だと思います。
『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』ってどんなドラマ?
皆さんは『勇者ヨシヒコシリーズ』を知っていますか?
これは、テレビ東京系列で毎週金曜日の深夜に放送されていたテレビドラマです。
深夜ドラマでありながらも、山田孝之を主演として、木南晴夏やムロツヨシ、宅麻伸、佐藤二郎といった豪華な出演者となっています。
あの有名なRPG作品のパロディドラマとなっていて、癖のある登場人物とシュールな演出が非常に面白いドラマです。
『From Noon Till Dawn』がOPを務めたのは、このシリーズの第二章となる『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』です。
前作『勇者ヨシヒコと魔王の城』で魔王がリアスを打倒してから100年後。
何者かによって魔物の封印が解かれ、世界に再び魔物が放たれてしまいました。
救いを求める人々の声を聴いた仏は、ヨシヒコ達を新たに復活させます。
しかし、仏のミスでレベル0で復活してしまったヨシヒコ達。
新たなスタートとなりますが、魔物を封印するために「悪霊の鍵」を探す旅に出ていくのです。
歌詞に迫る
初めから知ってるよくできた嘘だろう
昼間から酷い夢を見てる気分
出口のない廻廊
口説いリフレインのループ
反抗無き理由を教えてよジェームズディーン
誰だって一度は罪を背負うんだね
出典: https://twitter.com/nimono2mono/status/646569967677116416
「リフレイン」とは楽曲の各節最後の部分を繰り返すこと。
それがループしているということは、つまり、終わりが見えないということです。
直前の「出口のない廻廊」とあることからも、ゴールが見えずに、いつまでもさまよっている様子が窺えますね。
因みに、「反抗無き理由を教えてよジェームズディーン」は、映画『理由なき反抗』で主役を演じたジェームズディーンからきている歌詞になると思われます。
何か大変な問題に直面し、その解決策が分からずどうしたらいいのか分からない。そんな状況を歌っているように感じます。
夜が明けるまで泣け 涙が乾くまで
まだ誰もいないステージで光が踊ってる
地が果てるまで行け この世界の終わりまで
まだ題名のないストーリーはそこで始まるんだ
出典: https://twitter.com/killerline_bot/status/929911779253149697
サビの歌詞です。
直前では、ゴールが見えずに途方に暮れる人物の状況を描いていました。
しかし、ここではそんな人物に対して喝をいれる様子が窺えますね。
「まだ誰もいないステージで光が踊っている」という歌詞は、「そのステージにお前が立つんだよ」という意味が隠されているように感じます。
「ゴールが見えなくても行けるところまで行こう、その先で本当のストーリーが始まるんだ」という、未来に希望を持った歌詞が非常に励まされます。
「正午から夜明けまで」というタイトルの通り、未来への希望が大いに込められた歌詞です。
動画&TAB譜はこちら!
公式MV
「From Noon Till Dawn」の公式MV。
リリックビデオ的な演出となっています。
イントロが非常にカッコいいですね。
空間系のエフェクトがかかったギターリフが非常に美しいです。
聴くと分かりますが、フィーチャリングとしてサックス奏者の田中邦和とSOIL&"PIMP"SESSIONSのトランペット奏者であるタブゾンビが参加しています。