苦しみの中から未来を掴むのは、自分自身
こぼした涙も
君が輝いてる証拠
苦しみ抜いた 今、今日が
きっと 誇らしく思える
未来は 今君のその手に
出典: 世界はまだ君を知らない/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
悔し涙も、流せるくらいあなたが必死だという証拠で、そんなあなたは今輝いているという歌詞。
そして、歌詞に出てくる「苦しみ抜いた」というのはなかなか難しい表現ですね。
苦しい時はそれがずっと続くように思えて、その暗闇をいつ抜けることができるかなんてわからないからです。
それでも、苦しい時、この苦しみを抜けた時、きっと自分は自分を誇りに思う。
だから、もっと苦しまなきゃ!苦しみ抜くんだ!と自分自身を鼓舞するような歌詞なんですね。
もしかしたらここまでの歌詞を見て、苦しみから抜けたから、もう報われたから歌える歌というように感じた人もいるかもしれません。
しかし、この歌詞は、苦しみの中にあるからこそ、自分を力強い言葉で鼓舞することの大切さを歌っているのです。
自分との戦いがこの曲のテーマだということを以前阿部真央さんもインタビューで語っていました。
自分との戦いこそがいちばんの壁だとわかっているからこそ、この言葉が出てくるのですね。
待ち望んだ日々も思い通りにはいかない!それでも、自分を好きでいたい!
待ち望んだ日々は
現実を突きつけながら
踏み出す君を戸惑わせるだろう
でも待ってるだけじゃ
いつまでも落ち込んでばかりじゃ
何も手にできないから
頑張ってる君が好きだ
出典: 世界はまだ君を知らない/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
望んだ仕事に就けたとしても、 思い描いていた理想とは全く違う現実に戸惑うことも多いだろうというこの歌詞。
しかし、いつまでも、戸惑って落ち込んでいては掴めるチャンスも掴めない。
「頑張ってる君が好きだ」という歌詞には、頑張っている自分が好きだと思って頑張ろうという想いも込められているのでしょう。
どんなに辛い日々でも、いちばん大切なのは自分を好きでいることだと言っているのですね。
そんな阿部真央さんの優しさが溢れている歌詞でした。
おわりに
「世界はまだ君を知らない」の歌詞を紹介しましたが、いかがでしたか?
勇気が出た、感動したという人もいれば、正直ついていけないと思った人もいるかもしれませんね。
どちらの感想もありだと思います。
この歌詞を書いた阿部真央さんでさえ、常に歌詞のようにはいられないと言っているのですから。
しかし、誰かに元気付けて欲しくても、背中を押して欲しくても、そういう相手がいないというのが現実で。
筆者もそうです。
だからこそ、こうやってポジティブな音楽を発信することに意味があるのだと思います。
それに、前向きな言葉に気持ちがついていけないようなときほど、ポジティブな言葉を声に出すことが流れを変えるきっかけになることもあります。
言霊という文化が根付く日本に生まれたからには、そのパワーを使わないと損ですから。
だから、「世界はまだ君を知らない」についていけないと思った人こそ、この曲を、歌詞を、思いっきり歌ってみてはいかがでしょうか。
言葉の前向きなエネルギーに引っ張られて、気持ちが晴れるかもしれませんよ。
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