「TWO TO TANGO」という曲について

嵐「TWO TO TANGO」は初回限定盤では聴けないの!?落ち着きのあるラテンのリズムに注目!の画像

2016年10月26日に発売されたの15枚目のオリジナル・アルバム「Are You Happy?」に収録されている楽曲です。

作詞はHARAJUKU KIDZ、ラップ詞は櫻井翔、作曲はKevin Charge、AndreasÖberg、HARAJUKU KIDZ、編曲はmetropolitan digital cliqueとクレジットされています。

最近の楽曲は作詞・作曲・編曲に海外アーティストの名前が挙がり、国際的なチーム編成で作品が仕上がっているようです。

初回限定版と通常版、どちらも捨てがたい

このアルバムは初回限定版と通常版の2種類があります。

初回限定盤には全16曲を収録したCDのほかに、「Don't You Get It」のビデオ・クリップとメイキング映像を収録したDVDが付属。

通常盤にはDVDが付属しない代わりに、ボーナストラックとして「TWO TO TANGO」 が追加されています。

DVDを取るか、ボーナストラックを取るか、ジャケット写真も2つとも違うし・・・ファンには悩ましい選択ですね。

悩んだ末に両方買ってしまった、という方も多いのではないでしょうか。

「Are You Happy?」というアルバムのコンセプト

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このアルバムのタイトルは「Are You Happy?」、直訳すれば「皆さん、幸せですか?」その根底にあるコンセプトテーマは「Happy」です。

メンバーそれぞれが考えた「今の」を、いろんな角度から切り取ったバリエーション豊かな楽曲が収録されています。

メンバーのソロ曲もあり、またメンバーそれぞれが監修した曲もありということで、様々に楽しめる内容となっています。

その中で「TWO TO TANGO」という曲には、大野智の振り付けが取り入れられていること、

また櫻井翔が作詞したラップが曲間にフィーチャリングされていることなどから、この2名の思い入れの詰まった曲となっています。

「TWO TO TANGO」という言葉の意味は?

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ところで、「TWO TO TANGO」という曲名から「タンゴの曲」と思った方も多いと思いますが、タンゴ的なリズム要素は取り入れられているものの、全体がタンゴというわけではありません。

ちなみにタンゴとは18世紀後半にイベリア半島(スペイン・ポルトガル)で発祥した舞曲のリズムで、

のちに南米にも広まって、日本人に馴染みがあるのは、バンドネオン(アコーディオンの一種)が入ったアルゼンチン・タンゴでしょう。

しかし、この曲のタイトルの本当の意味は、「It takes two to tango」という英語のことわざにあるようで、これは直訳すると「タンゴを踊るには二人必要である」。

つまり、「タンゴは一人では踊れない」→「争いごとやもめごとには両者に責任がある」、という意味です。日本語でいうところの喧嘩両成敗的なニュアンスですね。

大野智がタイトルの意味合いについて語った

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このタイトルに触発されたエピソードについては大野智がラジオで語っています。

ラジオのリスナーから寄せられた投稿を紹介しながらタイトルの英語ことわざの意味合いについて解説したのちに、

自分が振り付けを考えたときにも、タンゴの要素を少しでも取り入れるために工夫したということです。

タンゴに触発されて振り付けを完成

本来ならタンゴは男女二人で踊るものですが、そこをメンバー個々の動作で一瞬ですが表現したということです。

実際の映像を観るとなるほど、いろいろと工夫したポイントがよくわかります。

せっかく「タンゴ」というタイトルを冠した曲なのだから、そこにこだわりたいという思いがあったのでしょう。

しかも頭に浮かんだ振り付けをほぼ一日で仕上げたということですから、さすがの才人ぶり。嵐のリーダーとしての面目躍如ですね。

もうひとつの見どころは櫻井翔の「サクラップ」

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嵐の櫻井翔といえば、お父様が東大出身の官僚で、ピアノを弾いたり女性雑誌でセミヌードを披露したり、

一方では、タレント活動を続けながらも慶應義塾大学に入学・卒業、最近ではニュースキャスターとしても活躍しているマルチな才人です。

そして櫻井翔の忘れてはならないもうひとつの才能といえば「ラップ」です。

ふだん大人しめな印象で和風な顔立ちの櫻井翔からは想像しにくいですが、彼がラップに興味を持ったのは中学3年生の頃、日比谷音楽堂でのヒップホップイベントを見たときでした。

純和風の俳句的な言葉使いが光る