一生ものの出会いとは高校生ではなかなか思えませんよね。とっても正直です。

繋ぎあった手もすぐに解けるかもしれない。その通り、移り気が激しいのも若さの特権。

一瞬生まれた愛しさを大切にしたい。10代は恋に焦がれる甘酸っぱさが新鮮でいいんですよね。井上苑子の実生活とリンクするようなこの歌詞は、非常に臨場感があります。

出来るだけ好きな人との時間を一緒に過ごしたい。きみと居たいそれだけ、は端的でとても素直な気持ちが表現されています。

 

寝る前にもう一度祈りに似た気持ちで確かめてみたけれど着信はない
寂しくはないけどさ虚しい気もしちゃうな君はわからないだろうけど

出典: 青とオレンジ/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太

寝る前に着信を確かめるとは、彼女のけなげで純な性格が表れていますね。

寂しくはないけど、虚しい気持ちがするのは、なんとなく彼女が今の状態に満足してないことの現れですね。

現状でもいいけど、もっと良くなるんじゃないか?という疑問があるこそ、空虚な感じがするんでしょうね。

君が答え

一生側に居たいだなんて大それたことは思ってないの
繋いできた手に感じた初めての感覚が
一体どれが自分だろうって明日の意味はどこにあるって
君がその答えのような気がしたから

出典: 青とオレンジ/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太

一生側に居たいだなんて大それたことは思ってないの。

繋いできた手に感じた初めての感覚が、彼女にとって初恋の人なんですね。

思春期の彼女が感じる日々の葛藤は、彼に出会うための試練であったり、ジャーニーと思えるんですね。

彼に会うために、今までの過去があって、明日は彼と過ごすためにあるのです。

初恋の淡くて新鮮でピュアな感じが色濃く出ている歌詞です。

最後は技法的なリフレインで

知らない知らない知りたいよ本当は
青い日々オレンジの中で呟いた本当の気持ちを
また明日も君は分からないだろうけど

出典: 青とオレンジ/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太

この部分は、井上が言う歌詞の芯。柳沢亮太の得意とする技法で、冒頭と同じフレーズをならへることで、聴いている人にテーマを思い起こさせます。

そして初めて登場するタイトルの「青」と「オレンジ」の全く真逆の関係を、10代の移り気で矛盾した恋心に見立てて表現しているのです。

井上苑子の「青とオレンジ」歌詞ページ。「青とオレンジ」は、作詞:柳沢亮太、作曲:柳沢亮太。

本人撮影のMVの注目!

YouTubeのオフィシャルチャンネルでも公開されていた井上苑子本人が撮影したMV

このリリックビデオは彼女が幼少期を過ごした場所を回って、自ら撮影した映像です。

疾走感あふれるサウンドと、初恋とも伺えるピュアな歌詞が魅力的な曲です。

追想の思い出がつまった、MVをお楽しみください。

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