FLOWの【流星】はこんな曲
2004年にリリースされた初の両A面シングル!
2004年にリリースされたFLOWの【流星】は、彼ら初の両A面シングルです。
TBS系エンターテインメント情報番組『Pooh!』の2月のエンディングテーマに起用されていました。
覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
切ない曲入りから盛り上がるサビまで、心地よい美しいサウンドが響きます。
大切な人の存在を身近に感じるような、そんな暖かい1曲。
今回はそんな【流星】の歌詞を徹底解説していきます。
是非最後までご覧ください。
PVにはバレーボールのシーンが?!
PVのためにバレーのフォームを習う
今回の【流星】のPVにはメンバーがバレーボールをやるシーンが描かれています。
歌詞とはあまりリンクしていないのですが、この楽曲と一見ミスマッチなこのシーンが逆に印象的。
そしてのバレーのフォームはこのPVのために経験者に習ったそうです。
遊び心を忘れない彼らのサービス精神も感じられるPVですね!
【流星】に込められたメッセージを紐解く
それではここからは今回の記事の本題に入ります!
【流星】の歌詞を考察し解説していきますので、読者の皆さんならどんな解釈をするか比べてみてください。
ちなみにファンの間ではこの楽曲をしらないのは“にわかファン”といわれるくらい名曲です。
その感動的な歌詞をじっくり紐解いていきましょう。
たとえ離れても2人の絆はつながっている
どんなに遠く離れていても 僕たちはつながってる
夜空を見上げてみればほら 同じ星輝いてる
出典: 流星/作詞:KOHSHI,KEIGO 作曲:TAKE
曲入りのこの部分は一気にサビのテンションMAX感から始まります。
一番伝えたいメッセージを一番最初にもってくる回りくどさゼロのストレートな歌詞。
物理的に距離が離れていたとしても、目に見えない絆は確かに存在します。
そしてここでは、その絆がしっかりとつながっているということを伝えてくれているのです。
近くにいられなくても、私たちはお互いに愛やエールを送り合うことができます。
2行目の意味は、「こんなに広い空でも見上げている空は同じもの」であるということ。
つまり、離れ離れだとしても同じ空の下、同じ星を見ることができるということです。
それは物理的な距離を超え、感覚的に私たちが繋がっているということを気づかせてくれます。
君の気持ちが有難くて
夢へと向かい 旅立つ僕に「がんばってね」と一言
いつでもここにいるからとストラップつけてくれた
出発のベル 鳴り響く中 小さく手を振りながら
必死に笑顔で涙かくす 君の肩がふるえてた
出典: 流星/作詞:KOHSHI,KEIGO 作曲:TAKE
ここで出てくる「君」は、主人公が男性だとしたら女性だと思われます。
そして友達以上恋人未満の関係、もしくは付き合っている恋人だと仮定することができます。
夢を身近で応援してくれていて、その門出に見送りにきてくれているからです。
同性の友達というよりは異性で近しい関係であることがわかります。
今まではすぐに会える距離にいたのでしょうが、これからはそうはいきません。
3行目から、電車で遠くに行くところだというのがわかります。
そしてその別れ際、「君」が主人公に贈ったのは想いのこもったストラップです。
そのストラップをそっと携帯電話につけてくれたのでしょう。
今でこそストラップというのはあまり見なくなりましたが、2004年頃はガラケー全盛期です。
お揃いでつけるものや贈り物として、人気のアイテムだったのです。
そしてお守りのように「君」が主人公の携帯につけたものと思われます。
別れの時、最終行から伝わってくる「君」の本音。
本当なら離れたくないしずっとそばにいて欲しい。そんな切ない想いが「君」の涙となって伝わったのです。