主人公の女性は、この恋が幻であることを恋の渦中から知っていました。

彼の甘いささやきは、「夢」であり「上辺」のものであったことを理解していたでしょう。

知っていながらも、半分は信じていたかったし、いつか「本物」になって欲しかった。

夢から目を覚ますよう男性から告げられた主人公は、その現実にまだ慣れていません。

出来ることならもう一度、夢を見せて欲しいし、嘘でも良いから愛が欲しいのです。

彼を愛していたはずが、今はそれさえも自分の心がわかりません。

彼に愛される夢を見ていた自分に戻りたい。

彼の愛が「嘘」と知りながら、それに「愛」で答えた主人公。

その自分の「愛」も自己愛の裏返しの偽りの愛だったかもしれない。

複雑に絡みあう「愛」のからくりに主人公は二重、三重に傷ついているのではないでしょうか。

それが神戸

【そして神戸/内山田洋とクールファイブ】歌詞解釈!港町そして“履き倒れ”の町…神戸ゆえの悲恋が切ないの画像

「そして神戸」について独自目線で読み解いてきました。

神戸の街に準えた女性の生き方と、ひとつの恋の物語

惚れたはれただけではない、大人の男女の深いストーリーに心が震えます。

寂しさだけで恋をしてはいけない、なんて言うこともありますが、恋は寂しさからも生まれるもの

結ばれるだけが「恋」ではなく、愛しあうことだけが「恋」でもない。

男女の関係やあり方は、人の数だけあるのだとしみじみ教えてくれる一曲でした。

深い女性心を聞くならムード歌謡。

中でもクールファイブの世界は独特で引き込まれます。

現代にも通じる昭和の恋を聞くならこちらもオススメです。

ご当地ソングの決定版「中の島ブルース」。明るく切ない曲調にのせて各地の中の島が紹介されます。1番、2番、3番と、三つの中の島がどのように表現されているかにも注目して歌詞を解説いたします!

クールファイブの大ヒットソングの一つ、「噂の女」。噂の女とはいったいどんな女性なのでしょうか。この歌に隠された悲しくも切ない女心と世相を読み解いていきます。

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