切実な愛情が詰まった歌詞
「一緒に居たい」という想い
真っすぐな愛情を綴った「Please Stay With Me」。
2010年7月14日発売のアルバム「HOLIDAYS IN THE SUN」に収録されています。
恋愛中に感じる「一緒に居たい」という思いを切実に表現した歌詞には、共感する人が多いはず。
ストレートに歌詞にした理由には「願いは口に出すことで現実になる」という思いも込められているようです。
とても素敵な考え方ですね。
カラオケでこの楽曲を歌うことで、愛しい相手に「会いたい」という気持ちが実現するかもしれません。
今回はその歌詞に迫っていきましょう。
月9ドラマの主題歌に起用
「Please Stay With Me」は月9ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」の挿入歌に起用されています。
YUIさんの楽曲は数々のドラマや映画の主題歌・挿入歌として使われていますね。
YUIさんの繊細な歌声と感受性の強い歌詞は、どんな物語の世界感ともピッタリと合うのが魅力。
「夏の恋は虹色に輝く」のストーリーをチェックしてみましょう。
自分の“見え方”を気にするあまり、頭でっかちで理屈っぽい二世俳優が、悩みなど笑い飛ばす元気な女性と出逢い、迷いながらも恋に、仕事に、奮闘する姿を等身大で描くラブストーリー。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/夏の恋は虹色に輝く
主人公である楠大雅役は松本潤さん、ヒロインである北村詩織役は竹内結子さんが演じています。
豪華なキャストですね。
内容からも「人間味」を感じられます。
YUIさんいわく、「Please Stay With Me」の世界感はドラマの内容ととてもマッチしているとのことですよ。
切ない様子が共感できるMV
好きな相手を想い時間が過ぎてしまう
「Please Stay With Me」のMVは切ない想いがヒシヒシと伝わってきます。
好きな相手と会えないとき…。
その寂しさに浸るうちに、気が付いたら呆然と時間を過ごしてしまうのではないでしょうか?
「今あの人はどう過ごしているのかな?」
「あの時目が合って嬉しかったな」
そんな想いで胸いっぱいになり、夢見心地になってしまうはず。
MVに登場するYUIさんは恋い焦がれて日常を過ごす様子が映し出されています。
サビではとても感情のこもったギターの弾き語りをしていますね。
心にジンと響き渡る映像と楽曲です。
「会いたい」と思うほど苦しい
好きになるほど辛くなる
そばにいてくれる?
情熱の隙間でそっと
やすらぎはいつも
悲劇の先に見えなくなる
出典: Please Stay With Me/作詞:YUI 作曲:YUI
一言目からストレートな言葉が飛び出しました。
好きな相手に対して「そばにいて」と言いたい。
そんな気持ちが頂点に達した時点で、この楽曲は始まったのです。
この「一緒に居たい」という気持ちには、なぜか切なさが感じられますね。
好きだと思えば思うほど不安な気持ちが湧き上がってしまう…。
そんな心のバランスを持つ主人公。
人との関わり方を心理学用語で「愛着スタイル」といいます。
誰しも安定型、不安定型、逃避型の3種類に分類されるのです。
不安定型や逃避型の人は、人との関わりで「不安」や「トラウマ」を抱えていることが多いといえます。
過去のように辛い思いをしたくない。
また同じように失敗するのではないか。
そんな考えが根本にあり、愛情に不安感を伴いやすいのです。
だからこそ、この主人公は「やすらぎ」を求めながらも同時に「不安」を感じているのではないでしょうか。