YOASOBI【怪物】歌詞の意味を解説！僕はこの世界をどう見ている？自分の存在を問う真の理由に迫る！

主人公はまだ自分がどう振る舞うべきなのか、その答えは出せていません。

自分らしくいることを願いながらもそのためにどうすべきなのかが分からないのです

それでも、主人公はただ「君」とともにいられることを願っています。

「君」とともにいるために、答えが出せなくても一緒にいる未来を守ろうとしているのでしょう。

主人公が一緒にいたいと思っていた「君」のことを考えれば心臓が跳ねるほど気持ちが高ぶるのでしょう。

そしてその高ぶりが主人公を「君」とともにいるための行動へと駆り立てていると読み取れます。

「君」を思う強い気持ちに背中を押されて、迷いが吹っ切れたようにも感じられるでしょう。

MVでは何者かに襲われそうになったウサギをオオカミが助けに向かっているシーンが描かれています。

このシーンから本能と理性の葛藤を抱えながらも、ウサギとともにいることを選んだことが分かるでしょう。

主人公は世界への嫌悪感や自分が正しいと思う正義だけを抱いている訳ではありません。

世界のルールに流されてしまいそうな弱さも持っています。

しかしその弱さを克服しようともがき続いているのでしょう。

その理由は、一緒にいたいと願う「君」に笑っていてほしいからです。

もしかしたら自分の弱さのせいで「君」や誰かを傷つけてしまうことがあるかもしれません。

そんなことが起こらないように、主人公は自分が強くなろうとしています。

そしてその上で自分らしくいようとしているのです。

主人公は迷いを吹っ切り、これからどうするか心を決めました。

「君」と一緒にいて守るために、主人公は行動しようと決めたのです。

しかしまだ葛藤がすべてなくなったわけではありません。

むしろ主人公はまだスタートをきったばかりです。

いつか自分の中の葛藤を越えて、自分らしくいることを決意しているのではないかと感じられます。

今回はYOASOBIの『怪物』の歌詞を読み解いてみました。

自分らしくあることとは何かを問う歌詞は、きっと多くの人の心に刺さるのではないでしょうか。

マンガ『BEASTARS』とリンクさせるとより世界観を楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。

この楽曲はアニメの主題歌でしたが、YOASOBIはCMソングとして起用された楽曲が多くあります。

その1つがアルフォートミニチョコレートのCMに起用された『群青』です。

こちらの記事で歌詞を読み解いているので、ぜひご覧ください。

さらにYOASOBIの代表楽曲の1つともいえる『ハルジオン』もエナジードリンクとのコラボ楽曲です。

こちらの記事ではその歌詞を読み解いています。