リーガルリリー「僕のリリー」
新体制からもう少しで1年
2014年からスリーピースガールズバンドとして駆け出したリーガルリリー。
まだまだ若い彼女たちですが困難を乗り越え、今の活動があります。
というのも、ベースの白石はるかが2017年9月より体調不良などを理由に脱退してしまったのです。
2人編成となった彼女たちは、それでも地道に活動を続け、どんどん高い評価を得てきています。
ベースの脱退からもうすぐ1年。
今回は、そんな彼女たちの最新作「the Telephone」に収録された「僕のリリー」に迫ります。
ワンカット撮影のMV
×フカツマサカズ
まずは「僕のリリー」のMVを紹介していきましょう。
僕のリリーの監督はフカツマサカズが務めています。
彼は、2017年に「パパのお弁当は世界一」という映画を手がけた映画監督でもあり、[ALEXANDROS]やB'zのMVも手がける映像監督として有名な1人です。
そんな彼が手がけた今回のMVの見どころは何と言ってもワンカットのMVであるという点です。
ワンカットとは、簡単に説明するとカメラを回しっぱなしにして1本の映像を撮影する撮影技法のことです。
今回はその技法が採用され、その印象深さが話題になりました。
その内容は、ベッドで眠る1人の少女の姿を追ったもので、ピュアな視線や動きが特に目に入ってきます。
歌詞に合わせて、ビールを飲んだりシケモクを吸う姿から哀愁や大人っぽさが漂ってきます。
大人になっていくリーガルリリーの成長も感じる映像は見ものです。
「the Telephone」収録曲!
ミニアルバム3部作最後となる作品
冒頭でも書きましたが、今回のこの「僕のリリー」は「the Telephone」というミニアルバムの5曲目に収録されています。
彼女たちにとっては、3枚目のミニアルバムであり2018年6月6日にリリースされました。
また、オリコンチャートでは53位を記録しています。
しっかりとランクインを果たしているところからその注目度の高さを窺うことができますね。
そして、この作品はミニアルバム3部作の最後の作品としてリリースされました。
この3部作は2016年より始まっており、地道にリリースを重ねてきています。
その先駆けであり、1枚目のミニアルバムとなったのは2016年10月19日にリリースされた「the Post」です。
このミニアルバムが彼女たちにとっての初めての全国流通盤であり、名曲「リッケンバッカー」も収録されている1枚です。
TOKYO FMが主催した「未確認フェスティバル2015」で準グランプリを受賞し、勢いづいた彼女たちのこれからを味わえ、どこかチープなサウンドながら味のある世界観を楽しむことができます。
そして、続いて2枚目としてリリースされたのは2017年7月5日にリリースされたミニアルバムである「the Radio」です。
ヴォーカル・ギターを務める高橋ほのかのさらに深まった独特の歌詞の世界観と搾り出すように鬼気迫る声の魅力が凝縮された1枚になっています。
年を経るごとにその魅力はどんどんと深まっていくように感じます。
このように3年の歳月を掛けて、完成されたこのミニアルバム3部作。
彼女たちの音楽の成長はもちろんのこと、大人へと成長していく過程も感じることができる3枚になっています。
歌詞はどんな感じ?
それでは、次にそんな大人になった彼女たちの歌詞に迫っていきましょう。