この部分の歌詞は、私が別れた夜を思い出して後悔している描写だと考察しました。
別れた夜は、私は素面の状態だったのでしょう。
しかし喧嘩をして感情的になり、恋人にひどいことを告げた可能性があります。
私は別れのショックで、覚えていないのでしょう。
別れた後の私は、お酒で気持ちを落ち着かせていると解釈できます。
酔って別れた事実を忘れたいのかもしれません。
別れた日を忘れられない私は、後ろ向きの気分になっている様子です。
気持ちを隠す
作った答えは 強がることで
砕いたアイスを 一つ掴んだ
出典: 華奢なリップ/作詞:川谷絵音,ちゃんみな 作曲:川谷絵音
主人公は他人に説明できる別れた理由を考えているのでしょう。
恋人よりももっと素敵な人と出会えるかもなどと答えていたのかもしれません。
しかし、いくら良く考えても気持ちを誤魔かしているだけ。
氷を掴むことで、動揺している気持ちを解消しようとしていると考察できます。
強い私
鏡の中の私
中央線で赤らんだこと
スピードに慣れて 向き合ったこと
私たちきっと無敵だったこと
思い出しながら ドレッサーで
出典: 華奢なリップ/作詞:川谷絵音,ちゃんみな 作曲:川谷絵音
自信を失っていた私でしたが、鏡に向き合うことで自分が強かった時期を思い出しています。
3行目は私ではなく、私を含む親しい人が強かったと表現されています。
親しい人とは、歌詞冒頭で問いかけてきた仲良しの女友達ではないでしょうか。
失恋の痛みは、友達との楽しかった日々を思い出すことで考えないようにしていると考察しました。
メイク
ああ
華奢なリップを 強く塗ったよ 私まだめげないよ
悔しくってさ 憎らしくてさ まだまだまだ泣き足りないけど
出典: 華奢なリップ/作詞:川谷絵音,ちゃんみな 作曲:川谷絵音
重要なアイテムの口紅が登場しました。
口紅とは、私の分身ではないでしょうか。
細身のリップを弱い私と重ねていると解釈できます。
口紅もしっかりメイクに使うことで、勇気が出てきたのでしょう。
口紅には、人を強くする秘める力があると感じている様子です。
まだ前の恋が忘れられない主人公ですが、強く生きたいと願っていると読み解けます。
口紅の色
赤
赤いリップで 強くなったよ 勘違いでもいいよ
しおらしいのは 薄いピンクで only that 遊びたい時だけ
出典: 華奢なリップ/作詞:川谷絵音,ちゃんみな 作曲:川谷絵音
リップの色が示すものは、私の心だと解釈できます。
赤の時は強気、薄いピンクは戯れの時と使い分けている様子です。
私は失恋のショックで、しばらくピンク色の口紅を使っていたのではないでしょうか。
しかし少しずつ前を向きたい気持ちから、赤色に塗り替えたと読み解けます。