歌の上手さが際立つ楽曲
『越冬つばめ』(えっとうつばめ)は、1983年8月21日に発売された森昌子の41枚目のシングルである。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/越冬つばめ
歌に出てくる女子は今風に言うなら、チョットこじれているタイプかもしれません。
同性の友達同士で盛り上がれば楽しいはずなのに、いつもそこから外れてしまう。
気が付けば危ない方向へ向かって、そこに埋没してしまう。
その一連が、コマ送りをするように歌になっています。
楽曲を作ったアーティストも確認しておきましょう。
飛んで回ってたどり着いた?
演歌調の曲ですから、その世界の大御所の先生が作った歌と思っていました。
なので初めにこの楽曲を担当したアーティストの名前を知った時は、信じられませんでした。
作曲の篠原義彦は、「夢想花」等で知られる歌手・円広志の本名である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/越冬つばめ
アップテンポの爽やかな「夢想花」を作詞・作曲、そして自身で歌った円広志さん。
渋めの本名に戻って、演歌の世界を作り上げたのですね。
今回は歌詞の世界なので残念ながら、篠原義彦ワールドには迫りません。
でも森昌子さん以外には、瀬川瑛子さや氷川きよしさんにも楽曲を提供。
想いの花が咲くことを願う、聴き続けられる演歌を作っています。
作詞家も異色
石原 信一(いしはら しんいち、1948年 - )は、日本の作詞家。1977年、太川陽介に提供した『Lui-Lui』が同年の第19回日本レコード大賞新人賞を受賞。1983年、森昌子の『越冬つばめ』で日本作詞大賞優秀作品賞を受賞した。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/石原信一
円広志さんの旋律にのる歌詞を作った作詞家も、とても気になったので調べてみました。
円広志さん同様一つに収まらない、異色の才能の持ち主でしたね。
アイドルから演歌まで多彩な詞を作り出しています。
アニメや子供番組への歌詞提供もあるので、年齢層も幅広く対応しています。
異色がコラボした演歌、一つの色では終わらない歌詞の世界を徹底解釈です。
日本の冬に似合う歌
現代もこの空気感が必要な時が
娘盛(さか)りを 無駄にするなと
時雨(しぐれ)の宿で 背を向ける人
出典: 越冬つばめ/作詞:石原信一 作曲:篠原義彦
歌詞に出てくるワードは今や死語と言われる言葉もありますね。
自分たちのことをいつまでも女子と呼ぶ現代なら、女子のピークは永遠です。
でも男子が斜め上から見た女子の姿を歌う楽曲は、紅白歌合戦などでは外せないカテゴリー。
二人が今ストーリーを展開している場所も気になります。どこにいるのかを探ってみました。
一言で今の場所を予想
時雨(しぐれ、じう)は、主に秋から冬にかけて起こる、一時的に降ったり止んだりする雨。日本海沿岸や、日本海岸気候と太平洋側気候の境界域、たとえば京都盆地、長野県、岐阜県、福島県などでは風とともに時雨がやってくる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/時雨