夢みるアドレセンス【20xx】歌詞解釈！“にせんキスキス”って？「タイムボカン 逆襲の三悪人」ED曲

先ほど登場した「今すぐ」が「now」につながっています。

そして「いま来て」というフレーズを繰り返しているところに、主人公の感情が込められています。

また「メカ」とは時計のことではないでしょうか。

ところで、もしかしたらこの主人公は英語があまり得意ではないのかもしれません。

といいますのも「メカ」に続くのは「メカニック」だからです。

（ただこれは「泣く」のオノマトペにつなげる意図がある可能性もありますが…）

そしてもう1つ、英文法が違います。haveを使うのは「現在完了」ですね。

2番の冒頭は1番の冒頭と比較すると面白いです。

タイムトラベルをする際に「過去」に行きたいか「未来」に行きたいか。

1番は過去を示唆する内容でしたが、2番は未来を示唆しています。

そして、未来にあるいくつもの可能性を「次元」という言葉で表現しているのも興味深いです。

「理系」、「科学・サイエンス」の雰囲気を匂わせているのですね。

この歌詞の1行目も、1番の時と同じようにすこし「ねじれ」を感じます。

1行目は誰のことをいっているのでしょうか?

主人公自身ともとれますし、第三者ともとれるのです。

そしてそのまま2行目は「目の届かないところでは油断している」という意味に読めます。

ただ、主語がわかりません。

「自虐的」にも読めますし、誰かに対する「陰口」にも読めるという不思議な感じの文です。

明らかになるのは3行目から。

複数人がいる状況での話のようだということです。

いずれにしても、他人の目がない2人きりの場所で自分のすべてを受け入れて欲しいのですね。

一般的に人は刺激に慣れます。慣れるがゆえに、より強い刺激を求めてしまうもの。

スマホやインターネットのテクノロジーが発展したために、つい見てしまう。

いわば「症候群（シンドローム）」になっているというのです。

しかし、いつもいつも新鮮な体験をすることは現実として不可能です。

そこで行われるのは「繰り返し」や「編集」を駆使して刺激を与え続けるということ。

それが得意といっている主人公は、やはり少しテクノロジー寄りの人物なのかもしれません。

3行目、砂糖とレモンから想像できる味は「甘酸っぱさ」。

「初恋の味」です。

そして「恋の始まり」としてよくあるシチュエーションが、5行目に書かれています。

青春の象徴といえるキーワードがちりばめられていますね。

ところが…。

「何時」が指しているのが「初めて」の時か「最後」の時かで、まったく意味が変ってきます。