【スピッツ/不思議】歌詞の意味を解説！恋は貝の中に閉じこもる僕をどう変えた？恋のフシギを解き明かす！

「不思議」は恋愛が一番の基軸になっています。

しかし僕の属性に引きこもりの過去を加えました。

殻に閉じこもって生きてゆくことは大変です。

いずれこの社会にきちんと参加しないと、自分の居場所はさらに狭くなります。

僕は恋愛を通して世界でブレイクスルーできるようになったのです。

過去の事件で心が閉じてしまった青年も君との出会いによって違う次元へとステップアップしました。

生活や人生のフェーズが変化します。

恋というのは相手とのコミュニケーションを必須とするものです。

君と会話できるということだけでも、僕は引きこもりの状態から抜け出られました。

恋愛というものは私たちを問答無用で他者へと開かせます。

外の世界にどうしても関心を持てなかった自分を乗り越えることができた僕。

この先の僕の人生は明るく希望を灯されたものでしょう。

雨上がりの道を一生懸命に駆け抜けてゆく。

そうした僕の一心不乱な様子が頼もしく映ります。

自分だけの力で人生を切り拓ける人はわずかです。

多くの人が他者との交歓の中で自分というものを成長させています。

そしてこの過程の中で自分というものを解放することができると歌うのです。

僕にとって自分の解放をもたらすものは君への愛の力でした。

君という僕の殻の外で生きている人との交歓の中で自分を自由にできるのです。

愛する君というパートナーがすべて僕の思い通りにはならない現実を知ります。

恋愛というものは僕と世界との対話の第一歩にさえなったのです。

相手の意思も関与するのですから恋愛というものの中で対話は大きな役割をします。

対話とは言葉の交歓・交換だけに支えられるものでありません。

歌い出しの歌詞で表現されたようにアイコンタクトで築くコミュニケーションもあります。

僕はこれから君と数え切れないほどの対話を積み重ねて愛を確かなものにする権利があるのです。

スピッツの「不思議」は幸福追求権というテーマだって歌っています。

エバーグリーンなサウンドでキラキラまぶしい幸福な世界を描いてくれました。

でも、すべてが僕の思い通りにはいかなかったことを付け加えます。

「不思議」で描かれた恋愛はパーフェクトなものではないのでしょう。

それでも恋の歓びを追求して、人生というものを磨き上げてゆくこと。

草野正宗が歳下の若いリスナーたちへ宛てた大事な言葉たちが並んでいます。

難しいことがあるけれども恋をしようとささやいてくれました。

若い男性の草食化が進む現実の中でこの曲はどう響くでしょうか。

歌詞のクライマックスは僕が一生懸命に生きている描写で埋めたのです。

恋と生きることは同義ではないかという作者からの問いかけがあるのでしょう。

「不思議」を聴くと誰かと恋愛の歓びをシェアしたいと思わされます。

一度魅力を感じたら、生涯ずっと大事にしてゆきたい想い出の一曲になるでしょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

OTOKAKEにはスピッツの関連記事がたくさんあります。

中でもアルバム「見っけ」に収録されて歌詞の不思議さが話題なった曲の記事をご紹介しましょう。

「ありがとさん」という草野正宗が若かりし頃の生活をモチーフにして描いた歌です。

仕掛けや罠が多くて解釈が難しい楽曲を徹底解説いたしました。

公式MVもご紹介しております。

渾身の記事ですので是非ご覧ください。