米津玄師 2018年最新ランキングTOP10
10位 しとど晴天大迷惑
この曲は2014年リリースの2ndアルバム『YANKEE』に収録されています。
このアルバムにおいて米津玄師は、”呪い”というキーワードが重要になったといいます。
人が生きていく中において、抱えていく負の部分、例えば育った環境だったり、いじめや何らかの影響で抱えたトラウマ、親など周囲の人間から受ける影響で極端に偏った思想。
そういったものを”呪い”と米津玄師は捉えています。
「しとど晴天大迷惑」の歌詞を見てみましょう。
燦々照らす太陽背負って 今日もいい天気
遊びに行こうぜもっと間違い犯して
狭い隘路を通り過ぎ行けば
散々痛い目に目に遭った毎日を消して
もう二度としょうもない嘘なんてないように
いらんもんから全部捨てていけ
出典: しとど晴天大迷惑/作詞:Kenshi Yonezu 作曲:Kenshi Yonezu
今まであった痛い目や、凝り固まった概念=”呪い”を捨てて、新しく一歩を踏み出すことを指しているのでしょう。
もう自分に嘘をつかなくてもいいように。
抱え込んできた”呪い”を全て捨ててしまえと歌うこの曲は、アルバムコンセプトを違う側面から見せてくれます。
9位 MAD HEAD LOVE

様々な意味での”愛”がテーマになっているこの曲は、2013年リリースの「MAD HEAD LOVE / ポッピンアパシー」の1曲目の収録曲。
2ndアルバム『YANKEE』にも収録されています。
この曲はシングル同時収録の「ポッピンアパシー」と対をなす曲で、「MAD HEAD LOVE」がハイテンションなポジティブさを、「ポッピンアパシー」がネガティブな部分を歌った曲とされています。
歌詞内容はもちろんですが、サウンドにもその違いが表れているのが面白いところ。
「MAD HEAD LOVE」はギターが印象的なバンドサウンド、逆に「ポッピンアパシー」は全て打ち込みで作られています。
いろんな意味での”愛”テーマに作られたという「MAD HEAD LOVE」、ただ愛の甘く優しい部分だけでなく、喧嘩してでも相手の為に間違いを指摘できる。
そういった者も含めたそれぞれの人との関わり合い、それも”愛”がなければできないこと。
それを伝えたかったのではないでしょうか。
8位 ピースサイン

この曲は2017年リリースの7thシングルで、2017年の4thアルバム『BOOTLEG』に収録されています。
アニメ『僕のヒーローアカデミア』のオープニングテーマとして起用されました。
アニメで使用されているものは、このシングルやアルバムで聴けるものとは別のバージョンだということです。
聞き比べて違いを楽しんでみるのもいいですね。
もう一度 遠くへ行け 遠くへ行けと
僕の中で誰かが歌う
どうしようもないほど熱烈に
いつだって目を腫らした君が二度と
悲しまないように笑える
そんなヒーローになるための歌
さらば掲げろ ピースサイン
転がっていくストーリーを
出典: ピースサイン:作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
曲調と相まって、青い空に高々とピースサインを掲げる様子が目に浮かびます。
自分の内なる声に耳を傾けて、その心の赴くままに。
”君”の笑顔を守る為のヒーローになる、そんなまっすぐさがとても素敵な曲です。
7位 ゴーゴー宇宙船

米津玄師の個性に満ち溢れたこの曲は、インディーズで2012年にリリースされた1stアルバム『diorama』の収録曲です。
ファンの間での人気はとても高く、ライヴ定番曲となっています。
アルバムのリリース前に、本人が手掛けたイラストレーションのMVが独特すぎて、なんだか病みつきになってしまいます。
そしてこの曲の歌詞の難解さには、定評があります。
米津玄師の歌詞には、難しいものが比較的多いですが、この曲はその中でもピカー。
ファンの間でもさまざまな解釈が囁かれています。
6位 アイネクライネ
