fortunes

安田レイ【fortunes】歌詞の意味を解釈!どうして好きになった?君とわたしの関係性について紐解くの画像

アメリカ生まれのハーフ、安田レイさん。

10歳のときに宇多田ヒカルさんに衝撃を受けて歌手を目指し始め、20歳でソロデビューを果たしました。

そして3月18日には3rdアルバム「Re:I」が発売されました。

そのアルバムの中に収録されている新曲「fortunes」。

「グータンヌーボ2」のエンディングテーマにもなったこちらの曲。

「fortune」という言葉は運命幸運という意味があります。

この曲のタイトルはそれが複数形になっていることから、さまざまな運があるということがわかります。

タイトルからするととてもポジティブな印象を受ける曲だと感じるでしょう。

しかし曲の歌詞を見てみると、ポジティブな意味とネガティブな意味の2パターン考えられるかもしれません。

ポジティブな意味は、一目惚れした人に出会うというもの。

ネガティブな意味は、別れた相手を諦められないというもの。

いったいどちらの意味があるのでしょうか。

それではこの「fortunes」の歌詞について解説していきましょう。

過去とは違う

混乱する感情

占いの画面をすべる指が止まった
返事気になりすぎて こわくて一回閉じた
君を信じたい願い 信じてる君の想い
どれが本当のわたし? どれも本当の気持ち

出典: fortunes/作詞:SINBYI・濱名琴・玉井健二 作曲:大西省吾

歌詞の1行目から、携帯のサイトで占っていることがわかります。

携帯の占いはさまざまなものがありますが、特に恋愛の占いが多いものです。

恋愛をしていると占いをしてしまうという女性も多いのではないでしょうか。

しかし、その占いをしている間は、返事を待っている時間でもあるということがわかります。

おそらく「君」からの返事でしょう。

どんな返事がくるのか、ドキドキしている気持ちや緊張感が伝わってきます。

そして歌詞の3行目と4行目から、自分の中でさまざまな感情が混在していることがわかります。

いろいろと考えすぎて、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまったのかもしれません。

このために生きるなんて

失くしたら 死ねるよな モノなんていらなかった
保存してる画像のタッチ 去年とは違い過ぎ

出典: fortunes/作詞:SINBYI・濱名琴・玉井健二 作曲:大西省吾

歌詞の1行目。

とても分かりづらい表現になっていますが、反対の意味にしてみると「生きている理由となるもの」。

何かに没頭していたり、恋をしていたりするとこのような気持ちになることがあるのではないでしょうか。

しかし「このために生きている」というものは自分には必要なかったのです。

今まで没頭したり、誰かを本気で好きになったりしたことがなかったのかもしれません。

歌詞の2行目からは、自分が今までの自分と違うことが伝わってきます。

恋をするということ

理由なんてない

好きになろうとして好きに なれたわけじゃないから
止めようとしても止めらんない 壊れた理想論
変換の予測君のname その次“どこにいるの?”
こんなはずじゃなかった でもそんなに嫌じゃないな
昨日より今がいい

出典: fortunes/作詞:SINBYI・濱名琴・玉井健二 作曲:大西省吾

歌詞の1行目や2行目。

「好きになってしまったのだから仕方ない」という気持ちがあることがわかります。

人を好きになるときは、知らない間に好きになってしまうもの。

だからこそ自分でもどうしようもないのです。

これらの歌詞から、自分が君に対してどれだけ惚れているかということが伝わってきます。

そして歌詞の2行目の「理想論」という言葉。

多くの人が「付き合うならこんな人がいい」というように理想や異性のタイプがあるはずです。

おそらく自分もそんな理想の相手がいたのでしょう。

しかし、出会った君は全く違ったタイプの人だったのです。

こんな人を好きになるはずではなかったのに、好きになってしまったのだから仕方ない。

そんな意味が込められているのです。

歌詞の3行目で何度も君の名前を打っていることがわかります。

おそらく君の名前を何度も占っているため、予測変換で名前が出てくるのでしょう。

そしてメッセージを送っていることからも、予測に出てきやすいのです。

おそらく君が今どこにいるのかがわからない状態。

会いたくても会えないのです。

しかし君に会いたい私。

そのため、「今どこ?会いたいよ」とメッセージを送ったのかもしれません。

先ほど返信に緊張している描写がありましたが、このメッセージの返信を待っているのでしょう。

歌詞の4行目と5行目。

先ほどこの歌詞には2つのパターンが考察されると言いました。

別れた相手のことが気になって占う、居場所を聞く返信を待っている。

これまでの歌詞から、このように考察することもできる部分があります。

しかし、ここで出てくる歌詞でとても前向きな様子がうかがえるのです。

自分にとっては想定外の出来事が起きているのに、自分にとっては嫌な気分はしない。

そして過去よりも現在の方が良いと前向きな考えをしていることがわかります。

そのためネガティブな意味である「別れた相手を諦められない」というメッセージはこの曲にはありません

想定外の出会いが自分に突然訪れた幸運だったのです。

占いや返信を待つ間ドキドキしている描写からも、恋をしてワクワクしている様子が伝わってきます。

まさか自分が

自分より誰かを 先に占う朝
こわいと引いてた姿 わたしにも訪れた

出典: fortunes/作詞:SINBYI・濱名琴・玉井健二 作曲:大西省吾