失敗を笑い飛ばす包容力
凍った愛がみるみる
溶け出したんだ
心の奥底に春の風が吹いた
次第に綻びボロが出てきたとして
まあそれも別にいいかと
くしゃみをして笑い合うのさ
出典: 小さな惑星/作詞:Daiki Tsuneta 作曲:Daiki Tsuneta
些細な日常に愛を見出すこと。
それができるのは宇宙の中でも地球に住む私たち人間だけかもしれません。
仕事に追われて睡眠時間が減り、場にそぐわない眠たい顔をしてしまうという失敗もあり得ます。
あるいは、J-POPに挑戦するKing Gnuの音楽愛は、J-POPの枠内には留まらないことがバレる。
そんな想像も広がります。
冷たい反応を示す人の心まで包み込んで溶かす音楽愛、そして人間愛。
これがこの曲で展開された世界観であり、「日常の何気なさから見える愛」と解釈しました。
たとえ温度差を感じても、生理現象をネタに笑い飛ばすくらいの包容力があるといいですね。
最後に
いかがでしたか?
「小さな惑星」は朝まだ眠たいのに起きなければいけないという不満げな様子から始まりました。
ところが些細な日常に潜む温もりに気づき、愛があふれ出すという展開。
歌を歌い、羽ばたく鳥を眺め、仲間と同じ理想を抱くといった温もりです。
この曲を聴く方それぞれの日常がちっぽけな地球という捉え方もできます。
グチを言い、失敗を指摘される。
間違いがあっても、生理現象をネタに笑い飛ばす大らかさがありました。
こうして、ネガティブな思考をポジティブな愛へと変換するのがこの曲の世界観だったのではないでしょうか。
それができる奇跡の星に住んでいるとも考えられます。
これぞ人間愛!
それを音楽で表現しているのがKing Gnuという話でした。
さて、眠たい目をこすりながら作り上げられた音楽愛の塊がアルバム「CEREMONY」です。
こちらに解説記事をご用意しましたので、ぜひともご覧くださいませ!
King Gnu【CEREMONY】アルバム収録曲解説!これは新たな幕開け?バンドの物語に触れよう - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
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小宇宙っぽい世界観に「小さな惑星」との共通点が見られる「It's a small world」。
こちらの解説記事も続けてどうぞ!
King Gnu【It's a small world】歌詞を解説!独特の“小さな世界”にハマろう! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
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