椎名林檎のおすすめ楽曲は？ライブ披露時は色気がヤバイ!? 個性派音楽の歌詞まとめ！

「カーネーション」は2011年11月2日にリリースされた11thシングルです。

NHK連続テレビ小説「カーネーション」の主題歌として書き下ろされたこの曲。

カーネーションの花言葉には、母への愛以外にも、深い愛や、あなたに会いたくてたまらないという花言葉もあるそうです。

曲のタイトルと歌詞の関連性について本人はコメントしておらず、曲のタイトルはドラマのタイトルから取ったもので、歌詞とはあまり関係がないという意見の人もいるようです。

しかし、このような花言葉を踏まえると、愛に生きる女性の心を歌ったこの曲に、「カーネーション」という曲名はぴったりだと思いませんか。

「至上の人生」は2015年02月25日にリリースされた15thシングルです。

ロックなサウンドに乗った、溢れ出す感情を吐露するような歌詞と歌声がグルーヴの波となって迫ってくるような一曲。

歌詞に出てくる「この静かな瞬間よ止まってこれ以上は決して望んでいない」という言葉は、幸せの絶頂で大切な人を庇って亡くなってしまうヒロインの想いにも重なるところがありますし、ゲーテの「ファウスト」において、主人公ファウストが人生に満足し尽くした瞬間に言った、時よ止まれ、汝はいかにも美しいという言葉を連想させるところでもあります。

人生の中で至上の瞬間に行き当たった時、人間はこのまま時が止まって欲しいと望むのでしょうか。

だとしたら、幸せの絶頂だと思ったところで死ねば自分の時は止まるわけですから、それが最も幸せな生き方であり、死に方なのでしょうか。

人によって欲望の果ては違うのでしょうが、自分の全てが満たされたと感じるような至上の瞬間に出会えたなら、それは「至上の人生」といえるのでしょう。

2009年5月27日にリリースされた10thシングル、「ありあまる富」。

この曲には「僕らは数えないし失くすこともない」という歌詞があります。

幸せは例えばお金のように数えられるものに求めると、数とは多い少ないと比べられるので、上を見上げるときりがないものです。

そして、幸せを形のあるものに求めると失ってしまうこともあります。

この「ありあまる富」の歌詞に出てくる富には二種類があり、一つが上に挙げたようなお金や物などの形のある財産を意味する富。

もう一つが「生命に従って付いている」、幸福という言葉に近い、人生の豊かさという意味の富です。

あなたが欲しいのはどちらですか。

もし、「ありあまる富」で歌われている人生の豊かさを意味する富の方を選ぶことができたなら、誰かに騙されることも、盗まれることも、失うこともなく、自分は「ありあまる」ほどの「富」を持っていると思えるのかもしれません。

いかがでしたか？MVがある中から選んだので、人気曲やドラマとのタイアップ曲が多くなりましたが、どれも名曲ばかりでした。

また、歌詞の意味も考えさせられるものが多く、曲調にもそれぞれ違う良さがありましたね。

独自の音楽とスタイルを貫き続ける椎名林檎の活躍がこれからも楽しみですね。