L'Arc~en~Ciel最大のヒット曲「HONEY」
L'Arc~en~Cielといえば、「HONEY」。
そう言われるほど、この曲はいろいろな意味で話題をさらった、L'Arc~en~Cielの代表曲ともいえる曲です。
1998年にリリースされた10thシングルですが、オリコン週間シングルチャート初登場2位、翌週には1位を獲得。
シングル作品としては、自身初のミリオンセラーを記録しました。現在まで発売されているL'Arc~en~Cielのシングルの中では、最大の売り上げを誇っています。
数々の賞も受賞。
第31回日本有線大賞、第40回日本レコード大賞優秀作品賞、第13回日本ゴールドディスク大賞SONG OF THE YEARなどを受賞しました。
こうした売り上げ面や、多くの受賞もさることながら、最も話題を呼んだのはその販売方法でした。
歴史に残るシングル3作同日リリース
この「HONEY」は、1998年7月、シングル3作の同時リリースのうちの1作品としてリリースされたのです。
同じ日に3作同時リリースはかなり画期的なことで、当時はいろいろなメディアに取り上げられました。
この時リリースされたのは、「HONEY」と「花葬」、そして「浸食 〜lose control〜」の3曲。
この時のオリコン週間シングルチャートは、後にオリコン史上最も話題を呼んだ伝説の対決、などといわれることになりました。
1998年に入ってすでにリリースされていた2作のシングル「winter fall」と「DIVE TO BLUE」の両作ともオリコン週間シングルチャート1位を獲得、まさに絶頂期を迎えつつあるL'Arc〜en〜Ciel。
そこに3作同日リリースを仕掛けてきたわけです。明らかにチャート1~3位の独占を狙ってきていたのでしょう。
ところが同週には、貫禄抜群、日本のロック界に君臨するB'zのシングルもリリースされていたのです。
B'zは、当時シングル初登場連続首位記録更新中(現在もですが)。
このガチンコ勝負の行方に、日本中の音楽ファンが注目していました。
L'Arc~en~Ciel VS B'zの結果は
結果は、1位がB'zの「HOME」。
2位が「HONEY」、3位に「 浸食 ~lose control~」、4位が「花葬」という結果に。
残念ながら、1位をB'zに譲った結果となってしまいました。
それでも3位と4位の初動売り上げ枚数は歴代最高をマーク、次週には逆転し「HONEY」が1位獲得、B'zの「HOME」は4位になりました。
L'Arc〜en〜Cielはこの「HONEY」で、シングル3作連続1位を記録。
まさにL'Arc〜en〜Cielのターニングポイントとなった作品といってもいいでしょう。
2016年にはアニメ『ReLIFE』の主題歌に!
当時、「HONEY」はNTTパーソナル関西のCM曲、またTBS系のサッカー情報番組『スーパーサッカー』の主題歌として起用されました。
また2016年においても、アニメ『ReLIFE』の第4話のエンディングテーマとして使用され、話題になりました。
余談ですが、ヴォーカルのhydeととても仲がいいというDAIGOの結婚式で、この「HONEY」をGLAYのメンバーとともに披露したそうです。
贅沢なコラボですよね。
「HONEY」のPVは?
「HONEY」のPVは、まさに蜂蜜色に輝く空間で、メンバーが演奏しています。
現在と違い、黒髪の短い髪が少年のような雰囲気を醸し出しているhydeが、今見ると新鮮に感じられますね。
そして、砂漠を這う白い蛇。
何かを象徴するように、不意に現れます。
時折、流れ落ちる蜂蜜。
それをゆっくりと舐める、白い蛇をイメージさせる中性的な存在。
まるで茨のように絡み合った有刺鉄線が、生まれたままの姿の女性を包みこんでいます。
演奏シーンに時折挟まれるこれらの映像が、雰囲気のある、L'Arc~en~Cielのバントイメージをよく表しています。
コード譜を紹介
ここで、コード譜をご紹介します。
特に難しいコードはないので、弾き語りもしやすいと思います。
G D
ずっと眺めていた
G D
遠く幼い頃から
G D
今も色褪せたその景色は
Em7 F#m7Bm
真白な壁に飾ってある
Em7A Dmaj7Bm
かわいた風をからませ
Em7F#7 BmB7
あなたを連れてくのさ
Em7A Dmaj7Bm
Honey so sweet 限りない夢を
Em7 Em7-5Asus4
この両手につかんで
出典: HONEY/作詞:hyde 作曲:hyde
コード弾きをマスターしたら、是非ライヴ映像と一緒に演奏してみましょう。
近年の迫力あるライヴをどうぞ。
「HONEY」の歌詞
ではここからは、「HONEY」の歌詞を見ていきましょう。