24時の向こう側
時計の針も空回り
世界はめっちゃ広いけど
デスクからさえ動けない yeah
すり切れちゃう寸前のオートリバース
サボってうたた寝してるようじゃ OH MY GOD
暇で死んじゃいそうな僕を助けてよ MUSIC
不景気だとか世知辛いことばっかで
息が詰まるのさ WOW
出典: ディスコの神様/作詞:tofubeats 作曲:tofubeats
一般企業に勤めるサラリーマンには定時で帰宅するという概念がありません。
今日も気付けば時計の針は24時を過ぎている...。
狭いデスクから離れられない主人公は広い世界に想像を巡らしています。
深夜に帰宅して眠るだけ。そんな毎日の繰り返しは神経が持ちませんよね。
疲れ果てた主人公は気付けば寝落ちしています。
新聞を開けば不景気やら嫌な事件ばかり。
退屈な日常に爆発寸前。週末のディスコが待ち遠しくて堪らない!
tofubeatsさんと藤井隆さんに共通する「シティポップ」の世界観。
歌われるのは80年代~90年代のいわゆるバブル時代のサラリーマンの日常です。
松本隆や角松敏生といったシティポップ全盛の時代はディスコが華やかな時代でした。
しかしここで描かれる会社員の日常は現代にも受け継がれているのでは?
退屈な日常から解き放ってくれる空間はディスコからクラブへと名を変え場所を変えました。
そう、「ディスコの神様」は今も私たちをどこか遠くへ連れていってくれるあの場所にいたのです!
早く踊らせて神様!
ディスコの神様よ
今夜楽しくしてちょうだい ねえ
つまらない悩みはね
もうどうでもいいんじゃない
ミラーボール 照らした LIGHTS
夜中でも今日は眠らないで
宇宙に飛び出せば
流れ星みたいに輝いて TONIGHT
出典: ディスコの神様/作詞:tofubeats 作曲:tofubeats
ディスコの神様、おねだりを聞いてください。
どうか今夜だけは悩み事も忘れさせて、私たちを楽しませて!
キラキラ光るミラーボールに照らされたディスコはまるで宇宙です。
神様、どうかいつまでも眠らないで。
今夜だけは宇宙を自由に浮遊する流れ星みたいに私たちを輝かせて!
24時の向こう側
期待してる心変わり
世界はめっちゃ広いけど
君のこと誰より好きさ yeah
素敵な君を誘う口実にさせて MUSIC
ドアを開けてそのまた次のドアを
開いてみたいのさ WOW
出典: ディスコの神様/作詞:tofubeats 作曲:tofubeats
今日も気付けば今夜も深夜残業です。
気になるあの人を誘って遊びに行く余裕もありません。
そもそもあの人にはすでにステディが...。
でもディスコの神様のいるあの場所に連れ出せば!
もしかしたら心変わりしてくれるかも...。
なんて少し妄想してしまうほど疲弊しているのでしょう。
それでも素敵なあの人を誘う口実が欲しい!
ディスコの神様、あなたを口実にあの人を誘わせてください。
しかしディスコの神様に会いに行くためには2つのドアを開かなければいけません。
ディスコの神様に会いに広い世界へ出かけよう!
ディスコの神様よ
胸騒ぎをもっとちょうだい ねえ
夢でも現実でも
どっちでもいいんじゃない
ミラーボール 照らした LIGHTS
夜中でも今日は眠らないで
銀河を飛び越えて
もっと高く高く 舞い上がれ TONIGHT
出典: ディスコの神様/作詞:tofubeats 作曲:tofubeats
最後のサビで重要な言及が出てきました。
「夢でも現実でも」?
24時の向こう側にいる主人公はデスクからまだ離れらないのでは?
そういえばBメロでは「ドアを開けてまた次のドアを」を歌われていました。
「ディスコの神様」とはtofubeatsさんがインタビューで語っていた「ミラーボール」を指しています。
ダンスフロアに光を放つミラーボールはいわばディスコにおける仏像です。
神様はいつでも光り輝いていますよね?
しかしディスコの神様に会いにいくためには2つのドアを開けなければいけません。
1つ目のドアはオフィスのドア、もしくは自室のドア。
外に飛び出さなければディスコにもクラブにも行けません!
「ディスコの神様」は閉じた世界で燻っていないで外へ出かけよう!というメッセージソングです。