「ディスコの神様」が生まれるきっかけは藤井隆さんの音楽性、そして人生の共通項がありました。
神戸の郊外で生まれ育ったtofubeatsさんのテーマは「ニュータウン」です。
郊外の新興住宅地では共通の音楽を分かち合える友達ができにくい環境があります。
1人部屋で楽曲制作に励みつつリスナーや友人はネットを媒介して知り合う人たちばかり。
tofubeatsさんはそのような生い立ちから「ニュータウン」をテーマにするようになります。
藤井さんが2013年にリリースした松田聖子作詞作曲の「She is my new town」。
タイトル通りアメリカの郊外をテーマにした作品です。
実は藤井さんも同じく郊外の出身です。そして大の音楽好き!
高校時代に1人マニアックなアーティストのライブを見にブルーノートまで出かけるほどでした。
「She is my new town」を聴いた瞬間「この人とやりたい!」と閃いたそうです。
残念ながら版権の関係かYouTubeには楽曲が残されていません。
上の動画はカップリング曲で同じく松田聖子作詞作曲の「I just want to hold you」。
藤井さんの豊かな音楽性が伝わってきますね♪
世代を超えた共通感覚
藤井さんの歌手デビューは2000年のヒット曲「ナンダカンダ」。
当時は誰でも口ずさめるほどの大ヒットを記録しました。
実はあまり知られていませんが藤井さんは2002年に「ロミオ道行」という名作アルバムを出しています。
このアルバムは松本隆さんの総合プロデュース作ということで音楽ファンの間で話題でした。
特にミュージシャンにファンが多いことでも知られる藤井さん。
ライムスターの宇多丸さん、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんはファンであることを公言。
自身のラジオ番組で頻繁に話題に挙げるほどでした。
その後もキリンジの堀込高樹作の「わたしの青い空」。
Tommy february6作詞・奥田俊作作曲の「OH MY JULIET!」をリリース。
Tommyさんと奥田さんは夫婦でありthe brilliant greenの同志でもあります。
藤井さんはコツコツとランキングには載らない名曲を数多くリリースしていました。
ブックオフの250円棚をこよなく愛する?tofubeatsさん。
その耳に入るのは偶然の導きだったのでしょうか?
tofubeatsおすすめ曲♪
ジャンルレスの天才クリエイター!
PS4のCMで一時期流されていた「DON! DON! DON’T STOP LINEUP feat.最上もが」。
実はtofubeatsが音楽を担当しているのです。
こちらは2ndアルバム「POSITVE」収録の「すてきなメゾン feat.玉城ティナ」。
ダンスミュージックのイメージの強いtofubeatsさんですがこんな軽快なポップスも作れるのです。
玉城ティナさんの愛らしい歌声に合わせてドリーミーな楽曲に仕上げたのでしょう。
最後に
2018年10月現在tofubeatsさんのスケジュールは年末までギッシリです。
11月には待望の恵比寿リキッドルームでの最新アルバムのリリースパーティも楽しみなtofubeatsさん。
今後の活躍も期待しましょう!