スキマスイッチ【スフィアの羽根】

【ガラナ】のB面に収録された楽曲

スキマスイッチ【スフィアの羽根】歌詞の意味を徹底解説!諦めないで…栄光は自らの手で掴み取ろう!の画像

ボーカルの大橋卓弥とピアノの常田真太郎によるJ-POPユニット、スキマスイッチ

1999年に結成され、2019年には結成20周年を迎えます。

そんな彼らのシングル曲【ガラナ】のB面に収録されている隠れた名曲をご存知ですか?

タイトルはスフィアの羽根】

常田が奏でる跳ねたようなピアノの音色と、独特でありながら心が癒される大橋の歌声が魅力の彼ら。

その良さを思い切り味わえる作品となっています。

『2006 夏の高校野球』テーマソング

スキマスイッチ【スフィアの羽根】歌詞の意味を徹底解説!諦めないで…栄光は自らの手で掴み取ろう!の画像

スフィアの羽根】は、朝日放送『2006 夏の高校野球』の統一テーマに起用されました。

これは2006年に行われた第88回全国高等学校野球選手権大会の様子が放送された番組。

その年、高校野球のキャッチフレーズは「夏の仲間にありがとう」です。

仲間と一丸になって、“甲子園優勝”という同じ目標に向かっている高校生たち。

楽曲のタイトルにある「スフィア」とは、英語で球や球体、天体などを意味します。

野球で高校たちが投げるのは、まさに一つの“球”。

大会に出るまでに味わった苦悩や喜び、感謝…それらが投げる球には込められているのでしょう。

そんな想いがこもった球を羽根に変えて、もっと先に進んでいこう!

頑張る人の背中をそんな風に、優しく押してくれる楽曲となっています。

ゲームの最中

ピンチはチャンス

飛び散った不当な昨日にサラバ!
偏った思考にゃ沈黙の笑みで応えてやるんだ
カラダに秘めたものをたぎらせその炎を持って
まだ、上へ 僕はまだ終わっていない
そうだろ?

出典: スフィアの羽根/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ

早速、一番の歌詞から解説に入ります。

野球でもどんなスポーツでも、そのゲームの途中には「負けるかもしれない」と思う瞬間があります。

特に相手が強いチームだと、周りから勝てる見込みはないと言われることも。

二行目の「偏った〜」という言葉にはそのことが表されているのではないでしょうか。

しかし、一番大事なのは自分が自分を信じること

唯一絶対的に味方をしてあげられる自分が自分を諦めたら、そこで負けは確定してしまうでしょう。

もっと自分ならやれるはずだ!そんな気合が、ここからは感じられます。

周りの声援が自分の力になる

待ってないでラインに立って顔を上げて這い上がれ
轟く声はそうさ、僕の風となりより高く跳べる
燃え盛ってハイになって脳天突き抜け熱くなれ
いつかどんな困難が押し寄せても
行けるとこまで行くのだ

出典: スフィアの羽根/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ

「よーいドン」で始まる徒競走。

運動会では順番が決まっていて、自分の番になったら白いラインに立ちます。

しかし、人生のレースには順番がありません。

合図もなくいつの間にかレースは始まっているのです。

「自分の番はまだかな〜」なんて待っていたら、自分より先にスタートした人が何周も走っていた…なんてことも。

待ちの姿勢は許されず、自らラインに立つ勇気を持たなければならない。

ここではそう教えてくれています。

走り出したら、それを応援してくれる人たちがいるでしょう。

どんなスポーツにも選手と同じように泣いて笑ってくれるたくさんの応援団が集まっています。

走り出した人にとって周りの声援は何よりも大きな原動力

野球球場の空間に漂うあの熱気が、歌詞からも伝わってくるのではないでしょうか。

ゲームは終わらない

何かを成し遂げるには?

特には手に負えない孤独も
「どうってことはないさ」って呟いて消し去れたら
輝く空の青を丸めた背中に纏い
ただ、上へ 僕はまだ始まってない
スタートだろ?

出典: スフィアの羽根/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ