【The Others/MIYAVI】歌詞を和訳して解説♪愛するために…受け入れよう!人は皆違うからの画像

Who named the countries
(誰が国境を引いた)

Who built the walls
(誰が壁を作った)

We fight for money while they print it all
(そいつらが金を稼ぐために僕らは争う)

出典: The Others/作詞:MIYAVI,DREW RAMSEY,SHANNON SANDERS,LEO IMAI 作曲:MIYAVI,DREW RAMSEY,SHANNON SANDERS,LEO IMAI

MIYAVIが海外に拠点を移し国連の活動を始めた時期。

ちょうど中東ではISISの支配が拡大していた時期と重なります。

そして日本人ジャーナリストの殺害事件も...。

難民の姿を見て無力感にも襲われたことでしょう。

なぜ彼らが争いに巻き込まれなければならないのか?

世界から争いが消えないのはなぜか?

MIYAVIは考え続けました。

見えてきたのは前世紀から変わらない戦争の構図です。

限られた資源の奪い合いその為に引かれる国境線

醜い利権争いが争いの根本にあります。

子ども達にそのことを伝えたい。そして憎しみの連鎖を断ちたい

その想いが「The Others」の歌詞の隅々まで血肉となり行き渡っています。

音楽は銃弾にも負けない

Instead of rifles
(ライフルの代わりに)

We play guitars
(僕らはギターを弾く)

Sing for survival
(生きるために歌え)

That's just who we are
(僕たちが何者なのかを)

出典: The Others/作詞:MIYAVI,DREW RAMSEY,SHANNON SANDERS,LEO IMAI 作曲:MIYAVI,DREW RAMSEY,SHANNON SANDERS,LEO IMAI

今もどこかの街で争いが起きています。

兵士だけでなく一般の民衆でさえライフルを手に争うのです。

しかしそれでは憎しみの連鎖が広がるだけです。

ジャーナリストはペンを武器に戦うといわれています。

MIYAVIは何を手に戦うのか?それはギターです

難民キャンプで子どもたちにギターを渡し一緒に歌うMIYAVI。

そして楽器がなくても声があることを教えます。

歌は国境を超える。君たちは武器を手にしてはいけない。

生きるために歌い続けるんだ

自分の名前を、家族の名前を、大切な人の名前を歌にしよう。

自分が何のために生まれてきたのかを忘れずにいよう、そうMIYAVIは歌います。

世界へ飛び出そう!

【The Others/MIYAVI】歌詞を和訳して解説♪愛するために…受け入れよう!人は皆違うからの画像

Take off your disguise
(ベールを脱ぐんだ)

You can spread your wings and fly
(君は翼を広げ飛ぶことができる)

出典: The Others/作詞:MIYAVI,DREW RAMSEY,SHANNON SANDERS,LEO IMAI 作曲:MIYAVI,DREW RAMSEY,SHANNON SANDERS,LEO IMAI

世界は可能性に満ちています。

少年時代、怪我によりプロサッカー選手への夢を絶たれたMIYAVI

その後じっと動かずにいたら今のMIYAVIはいなかったでしょう。

動けそして広い世界に飛び出すんだ

一度挫折を味わったMIYAVIだからこそ説得力を持って口にできるのでしょう。

戦地にいる子ども達はそこだけが世界だと錯覚してしまいます

日本にいる私たちも同様です。

自分を持っていればどこにいってもやり直せるんだ。

希望に満ち溢れたメッセージが溢れ出していきます。

俺たちは皆違うから

愛することを忘れないで...

The Others(UNHCR ver.)/MIYAVI

We are the others
(僕たちは違う)

The dreamers and the lovers
(夢を見る者と愛する者)

We are ever color
(僕たちの色はみな違う)

Learn to love another
(他人を愛することを学ぼう)

出典: The Others/作詞:MIYAVI,DREW RAMSEY,SHANNON SANDERS,LEO IMAI 作曲:MIYAVI,DREW RAMSEY,SHANNON SANDERS,LEO IMAI

「The Others」とは直訳すると「他人同士」になります。

自分は1人しかいない君も1人しかいない

当たり前のことを忘れたことで多くの命が無残にも消え去ってしまいました。

国籍も宗教も肌の色も皆違う

その当たり前のことを全人類が思い出せば争いはなくなるかもしれない...。

だからみんなで受け入れよう!

そして子供達にはこう語りかけます。

「夢を持とう」

「隣の人を愛そう」

「The Others」を携えMIYAVIは再び難民キャンプを訪れました。

そして現地の人々と一緒に歌ったのです。

「僕たちは違う、だから皆を愛そう」

その映像は国連UNHCR協会によって世界中に配信されています。

私たちも思い出しましょう。

年齢も性別も関係なく人を愛することを...。

まとめ-願いは世界平和

【The Others/MIYAVI】歌詞を和訳して解説♪愛するために…受け入れよう!人は皆違うからの画像

今回はMIYAVIの2015年の作品「The Others」に込められたメッセージを紐解いてみました。

そこに浮かび上がったのは「他者との共生」をテーマに世界平和を訴え続けるMIYAVIの真摯な姿です。

世界はMIYAVIの祈りとは裏腹に排他主義の潮流が台頭し続けています。

そんな時代だからこそ改めて「The Others」のメッセージを心に刻みこみたい。

みなさんも是非彼のメッセージに耳を傾けてみてください!

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