映画『Diner ダイナー』の主題歌『千客万来』

映画『Diner ダイナー』

DAOKO × MIYAVI【千客万来】MVを徹底解説!食事シーンが意味するのは?強さの衝突は圧巻!の画像

2019年に公開された、蜷川実花監督による映画『Diner ダイナー』

平山夢明さんの小説の映画化作品です。

過激なキャッチコピーを掲げ、蜷川実花監督の映像美が冴え渡ります。

そのキャッチコピーは、このようなものでした。

「ようこそ 殺し屋専用の食堂ダイナーへ。」
「美味いメシを食うか? それとも死ぬか?」
「客は全員、殺し屋。命が“クズ同然”の食堂ダイナーで、殺し合いゲーム開宴。」

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Diner_ダイナー_(映画)

藤原竜也さん、小栗旬さん、奥田瑛二さん、土屋アンナさん、佐藤江梨子さん、真矢ミキさんetc…

豪華な出演者が登場する本作は、公開前からとても話題になりました。

そんな話題の映画主題歌に抜擢された楽曲『千客万来』とはどのような曲なのでしょうか。

主題歌『千客万来』で魅せる意外な組み合わせの爆発力

DAOKO × MIYAVI【千客万来】MVを徹底解説!食事シーンが意味するのは?強さの衝突は圧巻!の画像

優しくキュートな歌声が印象的なDAOKOさんと、激しくロックなサムライギタリストMIYAVIさん

この2人のコラボということで、一体どのような曲なのか、全く想像できませんでした。

そんな思いは、聴いた瞬間、一気に吹っ飛んでしまったのです。

バッチリハマっている!

MIYAVIさんの激しいギターサウンドを見事に乗りこなしているDAOKOさんが最高です。

こんなにロックな曲なのに違和感なく歌いこなしています。

DAOKOさんのボーカリストとしてのポテンシャルの高さを見ることができました。

そして、DAOKOさんの魅力を引き出すギタープレイを披露するMIYAVIさん。

もうホントに、何回聴いても痺れることは間違いありません!

さて、そんな見事なコラボ曲のミュージックビデオもまたかっこいい仕上がりになっています。

雨、ネオン、暗闇、ダンスという明暗を効果的に使った映像が切れ味抜群です。

そんなミュージックビデオを解説していきたいと思います。

では、始めていきましょう!

ミュージックビデオの総監督は、あの蜷川実花さん!

映画の主題歌ということで、この曲の監督は映画と同じく蜷川実花さん

映画の世界観を見事に表現したミュージックビデオに仕上がっています。

ビビットな色合いと明暗を活かしたライティング。

強さを秘めた2人の化学反応を見たかったという監督の意図通り見事に魅力が炸裂しています。

このミュージックビデオを見るだけでも映画の素晴らしさがお分かりいただけると思います。

降りしきる雨の中、ネオンをバックに繰り広げられる饗宴!

雨粒が花吹雪に変わる時

冒頭から雨が降りしきる中、背中合わせで立つ姿がまずかっこいい。

映像中も、常に雨は降っている状況です。

しかし、途中からその雨に花吹雪が混ざるという変化にお気づきになりましたでしょうか?

しかもギターソロ開けではその花吹雪は下から上へと舞い上がるのです。

花吹雪に包まれるMIYAVIさんとDAOKOさん。

とても幻想的な映像です。

これはどういう意味か。

それはこの瞬間、人間の欲望が解き放たれたという表現になっています。

ここで出てくる「人間の欲望」というキーワード。

それについて、この次に解説していきます。

食事のシーンが意味することは?

印象的に差し込まれる、食事をするシーン

これにはどんな意味があるのでしょうか?

食事。

すなわち、食欲です。

つまりは、人間の欲望を表しているということになります。

上述の映画のキャッチコピー。

「美味いメシを食うか? それとも死ぬか?」

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Diner_ダイナー_(映画)