<行かないで>(和訳)と、心の中でつぶやく主人公。
目の届かない場所で他の人と会っているのではないかと、想像したくないからでしょう。
「ずっと側にいてくれたら、あなたを見ていられるのに…」
一度離れたら、もう会えなくなってしまうのではないかという不安が、心を包みます。
しかし側にいてくれたとしても、それはそれで不安を感じているようです。
一緒にいればいるほど、もしもあなたがいなくなってしまったらと考えてしまって。
永遠にこの時間が続いていくことを、儚く願ってしまうのです。
幸せな未来は訪れるのか
So cast a spell on me
目覚めても解けない魔法 (It’s your magic)
教えて この話の続きを now
出典: us/作詞:milet.TomoLow.Yui Mugino 作曲:milet.TomoLow.Yui Mugino
1行目を和訳すると<私に魔法をかけて>。
寝ても覚めてもあなたのことばかりを考えているようです。
夢の中では告白することができ、幸せな未来を過ごしていたのでしょう。
しかし現実では、苦しんでしまっている。
夢の中だけでなく現実でも幸せな未来がやって来ることを望んでいます。
思わせぶりでも構わない
このキスでどうか終わりにしないで 今だけは
全部嘘でもあなたに触れていたい
I want you now
出典: us/作詞:milet.TomoLow.Yui Mugino 作曲:milet.TomoLow.Yui Mugino
告白してはいないものの、2人の距離に溝があるわけではないようです。
この歌詞からは、主人公が翻弄されている様子が伝わってきます。
あなたがどこまで本気なのか分からないというのも、告白をためらう理由の1つなのかもしれません。
優しい言葉もキスも、思わせぶりだったとしても構わない。
ただあなたが欲しいだけだという思いが、心を締めつけます。
なんでもない風景が特別に変わる
好きだと言ってしまえば 何かが変わるかな
約束なんていらないから 抱きしめてよ
好きだと言ってしまえれば 世界は変わるかな
あなたとだからどこへでも わかってるでしょ
I want you 想いを伝えたら
I want you 消えてしまうかな
Will you stay?
出典: us/作詞:milet.TomoLow.Yui Mugino 作曲:milet.TomoLow.Yui Mugino
主人公の心情や2人の微妙な関係性が描かれたことで、告白することへの葛藤がよりリアルに伝わってきます。
そして3行目は、この世の全てを指しているわけではなく、主人公の人生という意味なのでしょう。
“何をするかではなく、誰とするか”とはよくいいますが、主人公にとっても例外ではありません。
なんでもない風景が、あなたといるから特別なものへと変わっていくというピュアな思いが描かれています。
そして最後の行を和訳すると<側にいてくれる?>。
告白することを恐れつつも、恋が実ることを切に願っているのです。
思いをうまく言葉にできない
It’s not enough どんな言葉選んでも
(You feel the same?)
あなたの前じゃもう何も役に立たないの
出典: us/作詞:milet.TomoLow.Yui Mugino 作曲:milet.TomoLow.Yui Mugino
あなたの魅力に溺れていく様子が表現されています。
主人公自身、何度も告白しようとしたことはあるのでしょう。
しかしいざ告白しようとすると、1行目で<充分じゃないの>(和訳)と歌っているように、思いを表現し切れていない気がして。
堂々巡りになっているようです。
そして2行目を和訳すると<(あなたも同じ気持ちなのかな?)>(和訳)。
本当はそうではないと感じながらも、すがるように祈るフレーズが、切なさを際立たせています。
ありのままのあなたが好き
間違いだらけ直さないでいて 今だけは
あなたがいなきゃ私でいられない
I want you now
出典: us/作詞:milet.TomoLow.Yui Mugino 作曲:milet.TomoLow.Yui Mugino
今のあなたが好きなのだと歌っています。
もしかしたら他の人から見れば、直すべき部分もあるのかもしれません。
しかし主人公にとっては、それも含めてあなたを好きになったのです。
四六時中、頭と心はあなたのことでいっぱいで、もはや身体の一部ともいえるほど。
もし私が好きなあなたが変わってしまったら、私も変わってしまうのだと、切実な思いを募らせます。