milet【us】歌詞の意味を考察！告白をためらうのはなぜ？変わってほしいのは世界だけじゃなくて…

再び告白することへの葛藤が描かれています。

成功すれば、もうこれ以上に望む幸せはないでしょう。

しかし失敗してしまえば、この関係に終止符は打たれ、もう会えなくなるのかもしれません。

もし会えたとしても、ギクシャクしてしまうことは目に見えています。

告白が成功したとしても、失敗したとしても。

「好き」だという言葉を口にした時点で、相手の人生に何らかの影響を及ぼしてしまうことになります。

これまでは一方的に思いを募らせていただけでしたが、告白をするということは非常に重い責任を伴うのです。

＜全部吐き出すわ、あなたのことを夢見ているの＞(和訳)という、率直な思い。

そして自分の全てを知ってもらうことを望んでいます。

弱い部分も、醜い部分も、どうしようもなく高鳴ってしまう胸の鼓動も。

取り繕った姿ではなく、何もかもをさらけ出した上で、好きになってもらいたいと願っているのです。

思い切って告白してしまえば、もうこんなに悩まなくても済むのかもしれません。

しかし今のこの関係を壊したくはなく、相手を傷つけたくもありません。

好きという言葉の重みを主人公は痛感しています。

主人公が何よりも変えたいのは、そんな何もできずにいる自分自身なのでしょう。

このままでは苦しむだけで進展はしないと自覚しています。

今以上の幸せを掴むために覚悟を決めて告白をするのか、今の関係が崩れないように片想いのままでいるのか。

答えは出ないままに「us」は終わりを迎えます。

主人公の感情が言い切りではなく「〜かな」と疑問形で描かれていたことが「us」の特徴でした。

揺れ動くリアルな不安や葛藤が伝わってきます。

そして所々織り交ぜられる英語のフレーズ。

主人公の本音は、そこに綴られていました。

一聴しただけでは意味を読み取りづらい英語で表現することで、照れ隠しやもどかしさを表現しているといえます。

歌詞の中では主人公は告白をするのか、2人はどんな未来を送るのかは描かれていませんでした。

あとはこの曲を聴いた片想い中の方が、どんな行動を選択するかでしょう。

恋愛の方法はそれぞれ自由です。

大切なのは、現状のままで自分は後悔しないのかではないでしょうか。

「us」を聴いた方に、素敵な未来がやってくることを願っています。

ここではmiletのおすすめの楽曲を紹介していきます。

ぜひチェックしてみてください！

「I Gotta Go」は『inside you EP』(2019)に収録されています。

恋人との別れを歌ったバラードナンバー。

まだ好きだという思いを抱えているのに、別れることを選択したその深い歌詞にも注目です。