音楽が私たちに与えてくれるものとは?
まるで海の中にいるみたい!
僕のImage
君の持つImageとをBlending
鳴り響くようなMusic
言葉では言えないFeeling
All around the sea Like all around the sea
このままDreaming このままDreaming
出典: Synapse/作詞:KYOtaro 作曲:OBKR・Yaffle
ここで歌われているのは、音楽によって起こる不思議な化学反応。
一緒に音楽を聴いていると、君と僕の持つイメージが溶けて混ざっていくよう。
心地よい音楽に身を任せていると、同じ空間にいる周囲の人々と言葉では表せない一体感で繋がっていく。
そんな経験をしたことがある人もきっと多いのではないでしょうか。
先ほどの歌詞では君のことをもっと知りたい、と歌っていましたね。
そんな君と一緒に心地よい音楽に包まれると、自然とお互いのことを分かり合えるかもしれません。
こんな言葉には言い表せない一体感や浮遊感を、SIRUPは海の中にいるみたいだ、と表現しています。
このままずっとふわふわとした夢見心地でいたい。
心地よい音楽に包まれる気持ちよさを、そんなフレーズでSIRUPは表しているのです。
ふわふわと夢見心地に
宇宙船みたいに I can’t feel the gravity
もう溶け合うVision まるでIllusion
Get off the ground down like that
出典: Synapse/作詞:KYOtaro 作曲:OBKR・Yaffle
先ほどは音に包まれる心地よさを海の中にいるみたいだと表現したSIRUP。
ここではその浮遊感を無重力のように表現しています。
宇宙船にいるみたいに、『僕は重力を感じられない』。
1人1人の持つビジョンやイメージが溶けあい、一体となる感覚。
なかなか普段の生活の中では感じることができないこの感覚を、まるで魔法みたいだね、と歌っています。
この【Synapse】という曲こそが、まさにそんな感覚に襲われる曲だという方もきっといることでしょう。
最後の一文を訳すと、以下のようなニュアンスとなります。
『こんなふうに地面に降り立った』
そんな風に私たちのいる場所に降り立ったのは、きっとSIRUP自身なのではないでしょうか。
音楽による心地よさや浮遊感を、SIRUPは誰よりも愛しているのです。
純粋に音楽を楽しもう
まだまだ新しい出会いに触れたい
触れて知る正解
潜れば明解
どこまでも積み重ね停滞
I wanna go I wanna go
未だ知らない 邂逅
Will you stay?
このままWaving
I know you are feeling
You got it 君にPlug in
出典: Synapse/作詞:KYOtaro 作曲:OBKR・Yaffle
1番の歌詞では音楽で一体となる心地よさ、浮遊感について歌われていました。
2番の歌詞ではふわふわとした不明瞭な感覚から一転、少し輪郭を帯びたフレーズが並んでいます。
正解や明解、などの言葉が特にそんな印象を与えますね。
しかしそれらを積み重ねた先は停滞していると歌われています。
平成から令和の時代へ移り変わる中で、音楽の世界は非常に多様なものとなりました。
しかし、どんな世界でも新しいものが生まれるということには限界があります。
事実、音楽の世界でもその現象が顕著に表れていると論じている人々も少なくありません。
現代の音楽は様々な過去のものが焼き増しされているだけ、と発言する人までいます。
そんな中でも、SIRUPはきっと音楽にはまだまだ知らない世界があるはずだと歌います。
まだ知らない音楽との邂逅=出会いを体験したい。
そしてそれは、SIRUPの音楽を聴いてくれているみんなもそうだろう?
SIRUPはそう私たちに呼びかけているのです。
音楽の楽しみ方は…自由!
泳ぐシナプスのPool
It’s so good good way
What a wonderful な stimulation!
脳内は自由に
理性の枷外せ
Hate it Like it 交換 多幸感
前へ 深く Connection
心 Reaction
出典: Synapse/作詞:KYOtaro 作曲:OBKR・Yaffle
再びシナプスのフレーズが出てきましたね。
しかしここのシナプスのプールは少し意味合いが違ってきます。
ここで表されているのは、ずばり新しい音楽に出会った時の浮遊感でしょう。
『なんてすばらしい刺激なんだ!』とその感動を表しています。
音楽を楽しむことにルールはありません。
さらにいえば、ルールがない、というルールすらないのです。
どこまでも自由に、本能のままに楽しんで。
音楽の中では、嫌いという感情も好きという感情も目まぐるしく移り変わっていくのです。
ただ心の反応するままに、音を楽しむ。
敢えていうのであれば、それこそが最も正しい音楽の楽しみ方なのかもしれません。