歌詞を解説

次に「Alejandro」の歌詞について見ていきます。

ただし、この曲については歌詞の情報量はそれほど多くありません

そのシンプルな歌詞をどう受け止めるかというのも聴く側に委ねられています。

この曲の歌詞について少し解説したいと思います。

とはいえ、筆者の個人的な解釈ですので、そのあたりを了承の上ご覧ください。

私とあなたと彼女

この曲に出てくるのは主に「私」と「あなた」、そして「彼女」です。

この「あなた」に「Alejandro」「Fernando」「Roberto」の名前があてられます。

「私」と「あなた」は恋人関係であったと考えられます。

しかし「あなた」が別の「彼女」と関係を結んだのかもしれません。

そんな「あなた」に別れを告げる内容になっています。

その中では「彼女」についても、その本性はひどいということを訴えています。

しかし「Alejandro」という名前を連呼するのは、やはり愛情が残っているのでしょう。

ときどき「Fernando」と「Roberto」が混じるのもご愛敬ですが…

若かりし恋

最初にアルバム「ザ・モンスター」でこの曲を聴いたとき、出だしに惹きつけられました。

先ほどのビデオバージョンとは印象が異なりますので、一度お聴きください。

ノスタルジックな調べに、ガガの声

何が始まるんだろうと思わざるをえません。

そのイントロ部分の歌詞は次のようになっています。

I know that we are young,
And I know that you may love me,
But I just can't be with you like this anymore,
Alejandro

出典: Alejandro/作詞:GERMANOTTA STEFANI J 作曲:GERMANOTTA STEFANI J,LADY GAGA,KHAYAT NADIR,REDONE

まだ若いということも愛されていることも分かっている。

でも、もう「あなた」のそばにはいられないと言っています。

「彼女」の本性

She's got both hands
In her pocket
And she won't look at you
Won't look at you
She hides true love
En su bolsillo

出典: Alejandro/作詞:GERMANOTTA STEFANI J 作曲:GERMANOTTA STEFANI J,LADY GAGA,KHAYAT NADIR,REDONE

ここでは「In her pocket」ということばがポイントです。

「あなた」が心奪われている「彼女」は本性を隠しているということでしょう。

そして「彼女」は「あなた」のことを見ないと言っています。

そして真実の愛を「En su bolsillo」に隠しているのです。

この「En su bolsillo」も英語にすると「In her pocket」です。

彼女にはパパがいる

She's not broken
She's just a baby
But her boyfriend's like a dad, just like a dad
And all those flames that burned before him
Now he's gonna fire fight, gotta cool the bad

出典: Alejandro/作詞:GERMANOTTA STEFANI J 作曲:GERMANOTTA STEFANI J,LADY GAGA,KHAYAT NADIR,REDONE

「彼女」は全然イケてない、まだまだ子供よと言っています。

彼女のボーイフレンドは年上のパパのようだとも。

そして彼女がわがまま言っても、うまくなだめて扱っている。

そんな女の子は「あなた」には扱いきれないわよと言いたいのかもしれません。

もう私にかまわないで

もう「私」の名前を呼ばないで、あなたのものじゃないのと言っています。

そしてキスも触れることもしたくない、タバコ吸ったら黙ってと訴えます。

「私」の名前を呼ばないでと言っていますが、このあと相手の名前を連呼します。

「私」の愛情の深さが分かります。

ビデオに込められた意味