くるり/QURULIとは?

立命館大学の音楽サークルで1990年代後半に結成されたバンドです。最初はフォーク、ロックといった日本語ロックで注目を集めましたが、アルバムを制作するごとに音楽性が大きく進化。ボーカル・岸田繁を中心に参加メンバーも変化していきました。現在までに11枚のアルバムを発表しています。

そんな彼らのアルバムを個人的にランキングします。

5位・「さよならストレンジャー」

【くるり/QURULI】アルバムランキング&『THE PIER』の収録曲を紹介!の画像

1stアルバムである「さよならストレンジャー」。くるりの原点であるフォーキーな日本語ロックが鳴り響いています。 なかでも1stシングルになった「東京」は京都の大学サークル出身の彼らのメジャーデビュー曲。地方から東京へ移る僕が、故郷に住む君へ向けて手紙を書くように歌われる名曲です。

東京

4位・「言葉にならない、笑顔を見せてくれよ」

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前作「魂のゆくえ」でかつてない境地をみせたかに思えたくるりが、音楽的にも大胆に日本的なものをとりいれ制作された2010年発表の9thアルバム。1stアルバムから続くフォーキーなサウンドをよりシンプルに日本的なるものとして表現した意欲作だと思います。「魔法のじゅうたん」やユーミンとのデュエット曲「シャツを洗えば」など日本的な歌が聞こえます。

魔法のじゅうたん

3位・「魂のゆくえ」

オーケストラとのコラボレーションでウィーン録音された前作「ワルツを踊れ」からさらに飛躍した意欲作です。「愉快なピーナッツ」や「三日月」などギターロックに美しいピアノが混ざり合い、まさに魂がそのまま曲になったような素晴らしい作品がつまっています。

三日月

2位・「TEAM ROCK」

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オルタナティブ・ロック色が強かった「図鑑」から大きく趣向を変更して打ち込みサウンドとロックサウンドを融合させた出世作。名曲「ワンダーフォーゲル」など聴きどころが多いアルバムです。迷いに迷ったあげく、今回は元スーパーカーのフルカワミキがコーラスで参加した「ばらの花」を掲載しました。ギターとピアノが響きあうイントロがとても美しい曲です。

ばらの花