6枚目のアルバム「Whistle(ホイッスル)」に収録
4年ぶりにオリコンチャート初登場で1位を獲得
切ない別れをテーマにした泣ける楽曲「Answer」は、HY6枚目のアルバム「Whistle」に収録されています。
意外と知らない人も多いですが、HYはメジャーではなくインディーズで活動。
シングルとしてCDは出さずに曲がある程度まとまったらアルバムを出すというスタイルをとっています。
「Whistle」は前作のアルバムから2年ぶりにリリースされ、オリコンチャートで初登場1位を獲得しています。
ピアノ弾き語りが切なさをアップさせている!

HYのライブは女性ボーカルである仲宗根泉がピアノやキーボードで弾き語りをしながらライブするスタイル。
ギター・ベース・ドラムだけでなくピアノ伴奏を入れることで、切ない楽曲をより一層切なく感じさせています。
「Answer」もそうですが切なさをテーマにしたHYの名曲「SONG FOR…」や「NAO」。
これらの楽曲はピアノの弾き語りをメインに構成されています。
HYのライブで感動して涙する人を見かけることが多いです。
それは、歌詞の意味や歌い方はもちろんピアノの弾き語り効果も強く影響しているのでしょう。
女性から別れを告げる楽曲は珍しい
仲宗根自身が味わった恋の難しさ
HYの楽曲には悲しい恋をテーマにしたものが多く、世の女性が涙しながら共感できるのが魅力です。
それぞれの曲の歌詞をじっくり見ていくと共通のテーマであることがわかります。
それは”フラれた歌”や”叶わない恋”など傷心した女性の心です。
しかし、今回紹介する「Answer」は珍しく女性から別れを告げるという新しい視点で描かれています。
これまでは友人の恋愛事情やファンから届いたファンレターにつづられていた恋事情をヒントにしていたそう。
今回の「Answer」では、仲宗根自身が体験した恋愛や恋心を歌詞に盛り込んでいるそうです。
これまでとは一味違った切ない恋の歌となっていますよ!
”好き”だけじゃ乗り越えられない!歌詞に込められた意味
ずっと前から気持ちは決まっていた
答えはすでに決まっていたんだと思う 最後の夜を過ごす前からきっと
でも、大切なあなたを失う事が 怖かったのは嘘ではなくて真実
出典: Answer/作詞:仲宗根泉 作曲:仲宗根泉
意味深な歌詞から始まる1番のAメロ。
これから語られる恋愛の前置きのようにも感じられますね。
この歌詞から読み取れるのは”答えはずっと前から決まっていたのに、大切な人を失うのが怖くて言えなかった”。
よく、長く付き合えば付き合うほど別れづらくなると言ったもの。
この部分の歌詞はこの言葉そのものではないでしょうか。
大切な人だからこそ傷つけることを言いたくない。
もしくは、大切なアナタを失ってこれまでとは違う世界で生きるのが怖い。
そんな繊細な女性心が感じられる歌詞ではないでしょうか。
この歌詞が意味する根本的なことは、Bメロやサビで明らかになってきます。
Aメロにこの歌詞を入れることにによって強調されていることがあります。
それは”あなたは本当に大切な存在だった”ということ。
気持ちが薄れたことが態度に出て傷付けた
全て捧げて尽くしてくれたあなたに 些細な事で何度も傷つけて
きっとあなたは私よりも深い闇に溺れていたのに それでも
出典: Answer/作詞:仲宗根泉 作曲:仲宗根泉
1番のBメロの歌詞では、喧嘩や態度で大切な人を傷付けたことが明らかになります。
主人公は冷めてしまい、すでに愛が無いことが言動や態度に出てしまったのでしょう。
どんなことがあっても尽くしてくれる相手から、優しくされればされるほど気持ちが離れていきます。
こんな経験をした人はいませんか?優しくされるほどうっとおしく感じてしまうこと。
しかし相手は、主人公の態度で本当の気持ちに気付いてしまったけれど気付かないフリをしています。
いままで通り尽くしてくれていたことが後半のフレーズから読み取れますね。