どんなに苦しい努力を重ねてもアスリート達はその競技を続けてきました。

歩みを止めず、苦しくても、競技を続けてきた理由があります。

それは、その競技で勝ちたいからだけではありません。

その競技が好きだからです。

無心になって、全てをその競技に集中して、自分全てをぶつけるその瞬間が好きだから。

だから、アスリート達はどんな努力も続けていけるのです。

命を燃やして、全てを好きな競技に集中する瞬間は、なにより幸せに感じるもの。

その瞬間を幸せに感じられる時間を、感謝して彼らは努力を重ねます。

そして、同じように努力を重ねるライバルを「」と思う。

会話をしたことがなくても初めて会っても、同じ競技を愛する者は、ライバルであり友人です。

そして、同じように競技を愛するライバルに対して、尊敬の気持ちをもって対峙する。

愛する競技を、尊敬するライバルに向かって全力で競技する。

これこそオリンピックの精神でもあるフェアプレーの精神です。

頑張る人の上に広がる

情熱を持ち続ける人の上には

栄光に満ちた孤独なHERO
夢追う人達の歌
情熱を消さないで
一人背負わないで
晴れ渡る空のように

出典: SMILE~晴れ渡る空のように~/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

「夢」を追い続け、栄光のため努力を続ける人へ。

追い続ける思いが大きければ大きいほど、その人は頑張ってしまう。

自分を痛めつけ、傷を負ってしまうほどに。

つまりそんな志を持つ努力は必要だけれど、それを苦しみ過ぎるのは良くない。

辛いなら自分だけで抱え込まないでほしい。

そう、優しく背中を撫でてくれるようなリリックです。

孤独だと感じてしまうことがあるけど、さらに自分を追い込んではいけない。

例えば「晴れ渡る空」のように。

雲のない、美しく青く澄み切った青空は、何のつまりも滞りもありません。

淀みなく、偏ることもなく、無理に力の入っていない自然な感じです。

そんな風に、必要に執着することなく、自然体の心を持とう。

無理をせず、素直に栄光に向かって、夢を追うために。

そう応援してくれるリリックです。

目に見える青空だけでなく

この「SMILE~晴れ渡る空のように~」を制作した際、桑田佳祐被災地の空を想ったのだとか。

晴れ渡る空は、どこまでも続いているように思えます。

今、こうして東京の大舞台で、世界各国で努力した精鋭が闘っている。

自分達の日頃の成果を、存分に後悔なく

そんなアスリート達の頑張る姿は、決して東京だけのものではない。

この「晴れ渡る空」を通じて、日本だけでなく世界中に繋がっている。

例えば、今悲しみに暮れている被災地にも。

日本だけでなく、世界中で様々な災害にあった地域があり、多くの悲しみの涙が零れました。

そんな多くの被災地に向けて。

どうぞ、この力強く夢に向かって歩み続けた高き精神が、届きますように。

この空で、全てがつながりますように、そして、悲しみが少しでも拭える日が来てほしい。

そんな想いが込められているのかもしれません。

笑顔がもたらす素晴らしさとは

素晴らしいと讃えられる笑顔とは

素晴らしき哉
Your Smile(あなたの笑顔)
あなたがいて
I'm so Proud(私の誇り)
愛しい友への歌

出典: SMILE~晴れ渡る空のように~/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

相手への尊敬の念が感じられるリリックです。

目の前にいる人が笑っているのを見ることができる、これは何よりも素晴らしいことだ。

その笑った顔を見て素晴らしいと思えることこそ、私自身が誇りである。

今、この瞬間をありがとう

こうして勝負を笑って迎えることができ、笑って終えられることができること。

そんな環境に感謝しています。

フェアな勝負の先にある、互いの笑顔への感謝が感じられます。

人が笑顔になるために

桑田佳祐【SMILE〜晴れ渡る空のように〜】歌詞の意味を考察!笑顔がもたらす素晴らしさを読み解くの画像

大切な家族の笑顔が見られるのは、何にも勝る幸せな瞬間です。

愛する家族の笑っている姿を見られるのは、私自身の誇りと感じる方もいるでしょう。

もちろん、これは家族でなくてもいえること。

愛する仲間、大切な親友、共に闘うライバルなど、どんなシチュエーションでもそうです。

君の笑顔があること、そしてその笑顔の環境を守ることが誇り。

リリックで表現されるのは、そんな愛ある環境です。

これは、愛するすべての人と言い換えることができます。

共に戦える喜び、それを一緒に分かち合う喜びを笑って迎えよう。

それがこの「SMILE」に表現されているのではないでしょうか。

まとめ

晴れ渡る空、愛する人と共にあること。

何気ない日常のように見えて、とても大切なことです。

多くの災害、病魔による弊害などで、私たちは、日常が当たり前ではないことを知りました。

全ての疲弊した心に、そして夢をもう一度追いたいと願う心に、応援歌となる楽曲

それが「SMILE~晴れ渡る空のように~」なのです。

この楽曲同様に、私たちの心を応援してくれる楽曲としてイチオシなのがこちら。

風によって流れる歌のように、私たちの心に鼓舞する勇気が流れてきます。

嵐×米津玄師「カイト」はNHK2020ソングとして2019年末の「第70回NHK紅白歌合戦」で初披露されました。嵐が歌唱し、米津玄師さんが作詞作曲したこの楽曲の歌詞について解説します。