平井堅「even if」とは?
原曲タイトルは「バーボンとカシスソーダ」だった!?
元々は、コンセプトライヴ「Ken's Bar」で披露されていたもので、原曲のタイトルは歌詞にも登場する「バーボンとカシスソーダ」。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Gaining_through_losing
wikipediaによると、「even if」はもともと「バーボンとカシスソーダ」というタイトルで、お酒などを飲みながら平井堅の歌を聴く、大人の空間を演出したコンセプト・ライブである「Ken’s bar」で歌われていたそうです。
バーボンとカシスソーダは「even if」の曲中で登場人物の「僕」と「君」が飲んでいる飲み物で、曲もバーを舞台にした大人の恋愛を歌った曲なので、ライブのコンセプトにぴったりの曲ですね。
気になる再生回数ランキングは?
平井堅の「even if」は、公式チャンネルが動画サイトにないため、正確な再生回数ランキングを出せないのですが、「平井堅 even if」をキーワードとした検索結果で1位だったこちらの動画は再生回数1,215,966 回(2017年8月16日現在)とかなりの人気が伺えます。
平井堅「even if」の歌詞の意味
「たまたま見つけたんだってさっき言ったけど本当はずっと前から君を連れて来たかったんだ」という歌い出しだけで想いが溢れ出しそうな、ドラマチックな歌詞ですが、改めて歌詞を解釈し、大人のラブストーリーに浸ってみたいと思います。
本当はずっと好きだった相手ととっておきのバーで
たまたま見つけたんだってさっき言ったけど
本当はずっと前から君を連れて来たかったんだ
キャンドルが優しく揺れるこの店のカウンターで
君は嬉しそうに彼にもらった指輪を眺めてる
出典: even if/作詞:平井堅 作曲:平井堅
登場人物は「僕」と女性である「君」です。
「僕」はたまたま見つけたと気軽な感じで「君」をバーに誘います。
雰囲気から、きっと「君」からすれば「僕」は友達の一人なのでしょう。
しかし、「僕」は「本当はずっと前から君を連れて来たかった」バーのカウンターで、指輪を嬉しそうに眺める彼女を複雑な気持ちで見つめているのです。
後の歌詞からもわかりますが、要するに、大好きな「君」の結婚が決まり、「僕」はこれで最後という気持ちで、とっておきのバーに誘ったのです。
これだけで泣けて来そうな設定ですが、続きを見てみましょう。
せめて飲み物がなくなるまで「僕のもの」でいてほしいという切ない気持ち
君の心に僕の雫は落ちないけど
このバーボンとカシスソーダがなくなるまでは
君は 君は 僕のものだよね
出典: even if/作詞:平井堅 作曲:平井堅
結婚相手の愛で満たされている「君」の心には「僕」が入り込む余地もないことが語られる歌詞です。
そんな「君」の幸せを邪魔するつもりはないけど、せめて今だけは「僕のもの」でいてほしいという「僕」の心情が歌われています。
そして、後でも出てきますが、元々曲名だった「バーボン」と「カシスソーダ」が印象的に描かれていますね。
普通に考えて「バーボン」を飲んでいるのは男性である「僕」、そして「カシスソーダ」を飲んでいるのは「君」でしょう。
もしかしたら普段から好きなのかもしれませんが、あえて「僕」は強いお酒を選んで、できるだけ楽しい気分で「君」と接したいと考えていたのかもしれません。
できることなら「時間を止めて」引き止めたい
鍵をかけて 時間を止めて 君がここから離れないように
少しだけ酔い始めてるのかな 本当の気持ちだけど
君も少し 酔った方がいい そして僕の肩に寄りかかればいい
だけどすべての言葉を飲み干して 君から目をそらした
出典: even if/作詞:平井堅 作曲:平井堅