このまま最後の
この夜は君に合わせたいの
最後のこの夜だけ
争わないよう

出典: Uh...Man/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也

少年と少女が恋人として過ごす最後の夜。

今夜だけは相手に合わせよう。そう考えるのは、きっと後悔があるから。

少年と少女は毎日くだらないことで喧嘩してばかりだったのでしょう。

その喧嘩の1つが、バスケットボールが好きか嫌いか、なんて小さなこと。

他人から見れば、そんなのどっちでもいいことです。

少年だって本当はそう思っていたのではないでしょうか?

せめて最後だけは喧嘩することがないように……。

そんな少年の気持ちが伝わってきます。

少年の気持ちと少女の気持ち

恋愛に対する考え方は男性と女性で大きく異なります。

それは失恋したときの心情についても言えること。

この曲の少年と少女も恋人と別れるとき、互いにまったく違う感情を抱いていました。

少女にルイ・ヴィトンをねだられ…

I like "louis vuitton"
少女がねだった
I hate "louis vuitton"
少年はUh...
金持ちよけりゃ
そっちへ出向けばいい

出典: Uh...Man/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也

別れた原因はバスケットボール以外にもあったみたいです。

ルイ・ヴィトンをねだる少女と、それなら金持ちと付き合えと突き放す少年。

またしてもどっちもどっちと言いたくなるような、くだらない喧嘩。

少年の「Uh...」という言葉からは、もううんざりといった様子がうかがえます。

少年は少女から何度もブランド品をねだられていたのかもしれませんね。

そしてついつい「金持ちよけりゃ~」と言ってしまったのでしょう。

頭にあるのはブランドのことだけ

everyday everynight
ブランドが頭を支配するの
everyday everynight
taking!!
I don't remember him

出典: Uh...Man/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也

少年が毎日毎晩考えていたのは少女のこと。

しかし、少女が毎日毎晩考えていたのはブランドのことでした。

彼らには別れる前から大きな壁があったみたいですね。

しかも少女は「彼のことなんて覚えていない」と言い放ちます。

少年は「本当に別れていいの?」と念を押してきたのに……。

少女は初めから少年のことなんて好きではなかったのかもしれません。

別れることに対する少年と少女の気持ちの違いを皮肉に歌っていますね。

最後の夜も我の道を行く

このまま最後のこの夜も
我の道を行くの
最後のこの夜も
ひれ伏しはしない

出典: Uh...Man/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也

ここの歌詞でも少年と少女は正反対の感情を持っています。

少年は最後の夜くらい彼女に合わせようと思っていました。

それに対して少女は「我の道を行くの」と歌います。

今夜が最後の夜でも関係ない。

私は私の思うままに生きる。

最後くらい相手に優しくしようなんて気持ちはさらさらないようです。

その証拠に「ひれ伏しはしない」と宣言します。

やはり女は強いですね。

少年と違って、少女には未練も後悔もありません。

少年はそのことに気付いているのでしょうか?

上手くいかない男女の恋愛

男女の恋愛というのは、あまりにも考え方が違いすぎて上手くいかないものなのでしょうか?

そうだとすれば、男女の間に生まれた愛はどこへ向かえばいいのか……。

「愛ってなに?」そんなことを聞きたくなりますね。

盛り上がる準備はいい?

Everyone go back. Are you ready?
Makes some noise.
Which you choose if you get power or love?

出典: Uh...Man/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也