子供の頃、もし自分が魔法使いだったらとよく友達と話したりしませんでしたか?
なんでも出来る能力がもし自分にあったなら。
「手品」というワードはそんな心情を表しているのではないでしょうか?
自分が手品師なら、いっその事相手の気持ちを操って僕に振り向かせたい。
この主人公はよほどこの恋に勝ち目がないんでしょう。
現実ではあり得ない例え、感情があらぬ方向へいっちゃってます。
やはり人の気持ちは「手品」ではなくて「愛」じゃなきゃ動かないのにね。
「Tejina~original ver.~」
カタログ 選んでた 赤い自転車
小柄な君には似合わない
最新薄型のモバイルフォンも
無口な君には似合わない
ふさわしい恋人でいたい
それさえ僕は
叶わないとわかった
出典: Tejina~original ver.~/作詞:マシコタツロウ 作曲:マシコタツロウ
作詞はこちらの曲もマシコタツロウです。
曲が出来たのはこちらの方が先なので、ストーリーの元々という事になります。
こちらの歌詞を読み解いていくと、二人はあまり気持ちが通い合っていない恋人同士の様です。
ウェイトが主人公である男性の方にあるんですね。
別れ
※さよなら 僕の愛しき日々よ
アドレスなら消せたのに
ひとつ摘まめば手品のように
思い出が連なるまま 涙誘う
出典: Tejina~original ver.~/作詞:マシコタツロウ 作曲:マシコタツロウ
ん?やはりそうですか……。
このサビ部分で二人に別れが訪れたのが分かります。
こちらの曲にももちろん「手品」のワードが。
そりゃそうだ、題名だもの。
という簡単な結論はいけませんね。
「過去」の事
君が気まぐれに作った料理
張り切る横顔 好きだった
毎週木曜日 水をあげていた
オーガスタの葉が 好きだった
そして君が愛する 何かの
一つに僕もなれるはずと思った
※繰り返し
出典: Tejina~original ver.~/作詞:マシコタツロウ 作曲:マシコタツロウ
「好きだった」と2回繰り返されています。
そして「思った」で閉じられています。
ここで分かるのは、彼女の事が全て「過去」になってしまったという事です。
今はこの手の中に何もありません。
自分が手品師ならなんでも出来るのに。
消せない思い出を残したまま、主人公は涙するしかありません。
君に似合わない 君が愛さない
小さな宇宙の僕の星
闇が吸い込んで またはじけたら
次も君のそば 生まれたい
悲しみに終わりがあるなら
今すぐ僕を連れて行って
その場所へ
出典: Tejina~original ver.~/作詞:マシコタツロウ 作曲:マシコタツロウ
この部分の歌詞は君じゃない誰かなんて~Tejina~とほぼ一緒です。
最後の部分だけがちょっと違います。
出来っこない
さよなら 僕の愛しき人よ
くしゃみくらい刹那ならば
今頃僕は君を忘れて
谷折りの画用紙にも 花描ける
※繰り返し
つらつらと 手品のように
出典: Tejina~original ver.~/作詞:マシコタツロウ 作曲:マシコタツロウ
簡単に君を忘れられるくらいなら、他のなんだって出来るんだよ。
そのくらい君を忘れる事は僕にとってスゴク難しい事なんだ。
手品師にならない限りはとてもじゃないが、出来っこないよ。
DEEPまとめ
2曲の歌詞を比べてきましたが、君じゃない誰かなんて~Tejina~がアンサーソングという感じよりも、筆者はより心情を歌った曲という風に感じました。
やはり出来たのがこちらの方が後なので「アンサー」という事にはなりますが。
さて、皆さんはこのDEEPというグループ、前の名前をご存知ですか?
最初はこのグループはCOLORという名前だったんですよ。
EXILEのATSUSHIが地元の後輩と2004年に結成したR&Bのボーカルユニットです。
その頃もうEXILEはデビューしていたので、ATSUSHIは並行して活動していたという事になります。
筆者はこのCOLORも大好きでした。
特に「奇跡」という曲が。
こちらの動画もご紹介します♪
幼い頃のATSUSHIと共にベルベットヴォイスに酔ってください☆