予報士
小さい予報士達も去ってすぐ (yell it out)
出典: Theme of ARASHI/作詞: Masayuki Iwata Rap詞:SHOW 作曲:Masayuki Iwata・Larry Hochman
この予報士は気象予報士ということです。嵐と気象つながりで語尾がともに「し」。
意味的に関連があり、韻を踏んでいることからか「Re(mark)able」のなかでも登場します。
研いだ爪隠し牙をむく 予報士たち堪えうつむく
出典: Re(mark)able/作詞: R.P.P. Rap詞:櫻井翔 作曲:吉岡たく
これらは例えば嵐に対して批判的な批評家やメディアを指しているようにも思えます。
しかしむしろ彼ら自身の中にあったグループとしての将来への不安ではないかとも思えるのです。
「HERE WE GO!」を発表した2002年前後の嵐は間違いなく低迷期でした。
CDの売上もデビューシングルに比べ、半分以上に落ち込んでいます。
相葉雅紀が肺気胸のため入院、手術をしたのもこの年です。
またハワイでのファンツアーは募集3000人に対し、応募は半数以下。
無論CD売上の減少は嵐に限らず、音楽業界全体に及んでいました。
ファンツアーは参加費が20万近く、渡航も合わせ6日間という日程もネックだったでしょう。
それでも参加したファンには充実した内容のツアーで好評だったようです。
しかし数字や状況からは決して明るい未来を予想することは難しい状態だったのは間違いありません。
まとめ
ターニングポイント
メンバーによる自己分析の結果、嵐の再ブレイクのきっかけは2005年の「花より男子」だそうです。
実際、「花より男子」の松本潤人気から嵐ファンになった人が多いのは確かです。
しかしグループとしてのターニングポイントはこのアルバムが発売された2002年頃でしょう。
実は「HERE WE GO!」のアルバムによるライブツアーは行われていながら映像化されていません。
そしてこのライブツアー中、毎晩のようにメンバーが嵐の今後を真剣に話し合ったそうです。
また「嵐にしやがれ」や「VS嵐」につながる嵐の冠番組もこの頃から始まっています。
そうした転換期のなかでメンバーである櫻井翔自身による「嵐のテーマ」のラップ詞。
アイドルとして大人として自立しようとする宣言のようでもあります。
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