広がっていく「花は咲く」

多くのバージョンが公開

そんな「花は咲く」は多くのアーティストや著名人とコラボし、特別バージョンが作られています。

局や製作会社の垣根を越え、アニメ作品とコラボした「アニメスターバージョン」。

リオ・平昌のオリンピック・パラリンピック選手によりそれぞれ作成された「オリンピック・バージョン」。

他にもアニメーションで作成されたものなど、様々なバージョンが存在しています。

どのバージョンも東北を心に刻み、応援する気持ちで満ちています。

羽生結弦と「花は咲く」

「花は咲く」復興ソングとして込められた歌詞の意味を教えますの画像

その中でも何度となくコラボしているのがフィギュアスケート選手、羽生結弦です。

宮城県仙台市出身の羽生。

幼い頃から仙台のスケートリンクで練習を重ねてきた彼もまた、仙台で被災しました。

そこから羽ばたき、ソチオリンピック、平昌オリンピックで男子初の2大会連続での金メダルに輝いた彼。

その心の中には常に故郷、仙台の苦難がありました。

その地に住み、実際に被災したからこそ伝えられる想い。

それをスケーティングに乗せた演技は、見る人の心を揺さぶるものでした。

ガーベラの花言葉

MVに出演した人々は皆、一輪のガーベラを手にしています。

CDのジャケット写真にも使われているガーベラ。

その花言葉をご存知でしょうか。

ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」

茎をまっすぐ伸ばし、凛と咲くその姿に似合う花言葉です。

東北の復興に向けて、希望を手に。

ひとりひとりが歌をつなぐように、手を取り合って。

復興を祈る想いが詰め込まれた象徴の花。

それが彼らの手にしているガーベラなのです。

この記事を書いている2020年現在、東日本大震災から10年が経過しようとしています。

けれど、まだ震災の爪痕と向かい合っている人々がいます。

震災の被害はあまりにも大きいものでした。

立ち直るまでには恐ろしいほどの時間がかかります。

そして失われた人々や、残された人々の悲しみも消えることはないのです。

それでも前を向き、進もうとしている人たちがいます。

あの震災を忘れず、支援を続けるために。

そして震災の被害を胸に刻み、未来へと常に前進するために。

時には「花は咲く」を聴き、想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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